わくわく館で作業の日 まずは昨日買ってきた古物を 一緒に行けなかった Hさんに披露しつつ ラッピングしておいた銀の杯を プレゼントした
それを見つけたとき 繊細な仕上げと 杯というアイテムから これはわたしよりも 彼女が持っている方が 相応しい気がしたのだった
木箱の蓋を開ける手つきからも 大切なものを見る様子が窺えて 感想の言葉ひとつひとつが やっぱりあげてよかったと こちらもシアワセな気分になれた
そのあと わたしは壁のやすり掛け Hさんは台所仕事をし 午後になってKさんがやってきた 売り場をやめた彼女に 先週ふたりで選んだ着物をプレゼント
それを仔細に見ながら とても喜んでくれて 感想の言葉ひとつひとつがまた嬉しい 選んだときのあれこれを話しながら 一緒に買ったそれぞれの着物も また披露しなきゃなんて思う
それから またそれぞれ作業に戻り Kさんは うちから運び込んだ古い箪笥2段に ステインと柿渋を塗ってくれた 3段に分かれた一番下の部分は 既にKさんの家にもらわれて とても素敵に仕上がっている
残りもあげたいぐらいだったけれど お店で使うことになり ついでに以前運び込んだ タイル貼りの台も化粧直ししてくれる予定 もとはただのものばかりが 大切に扱ってくれる人の手によって どんどん新しく生まれ変わっていく
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