ゆりゆり日記
ただ知ること
過去にあつめたカケラで出来る絵は
その瞬間瞬間ごと
いつも完璧だということ
そうして明日を未来を生きていく

2005年04月27日(水) 命の責任

ブログに手を入れて
ネットショップとリンクさせた
とうから借りていながら
画像を日常的に撮るというのが
わたしの中にはなく
毎週月曜日にわくわく館へ出かけては
またデジカメを忘れているのに気付く

けれどやっぱり
今がとても楽しく貴重な日々なので
文字だけでなく
別のかたちで残しておきたい
毎日の小さなあれこれが
少しずつ積み重なっていくように
画像を載せられたらと思う

それにはどうしても
お店を作るという
解り易いくくりが必要で
決してそこが到達点ではないのに
まだ見ぬ未来から
今を振り返っているような
複眼を持たなければならない

それは時にちょっとつらくて
自分を縛ることでもある
同じように
6月というお尻を決めた展示も
自分を追い込む要素になっている
こんな風に何かを課すことを
今まで極力避けてきたわたしだったのに

春はなんだか忙しく
子ども達の学校のことだけで
ついつい提出書類も忘れそうになる
授業参観に家庭訪問
これからそれぞれの旅行の説明会もある
おまけにふたりとも体調を崩して
病院通いと眼が廻りそうなほど

やっと成人して就職したと思ったのに
自分の子どもが
あの電車を運転していた当人だとしたらどうだろう
たくさんの人が亡くなったことに
思いを馳せたあとで
ふと運転手の母に自分を重ねている

子どもが自立しても
一生親であることは変わらない
まるで最初からひとりで生きてきたように
いつか親なんか忘れて
自由に歩いて欲しいと思う
けれどその子が何らかの責を問われるなら
本人以上にわたしも背負うことになるだろう

それを思えば
自ら何かを課すことなんて
贅沢な余興に過ぎない
けれどそれができるようになったのも
何よりも重い命を産みだしたことの
お陰なのかもしれない


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ゆりすこ [MAIL] [吉祥堂]

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