売り場にレジを導入することになり メーカーの人が3人やってきて 説明をしたいと言った お客さんはいるし 現物もないのに聞いても解る訳がなく パンフレットだけ置いて行ってもらった
レジを入れれば 値札を剥がすのと計算の手間が省け 売り場のお客さんに 目配りも利くだろうということらしい けれど今だって 値札は取ってくれたかどうか お客さんから念押しされるし 暗算なら財布を出すのを待つ間に もうひとりを捌ける
しかもその導入案が 誰だか知らないが上の方から出て 言い出した今じゃないと もう実現しないかもしれないと脅しつき 直接聞いていないから どんなニュアンスか解らないが なんだかとっても有難いお話しのようだった
以前朝市でレジを入れたものの 手計算の方が数倍も早いので 結局お蔵入りとなったのが 生々しく思い出される けれど後の集計の手間を考えると 処理能力は落ちても やっぱりどこかで導入した方が賢いだろう
実際パンフレットを見ると きちんと使いこなせたら どれだけ便利かという優れものなのだ 結果オーライとなることに 前向きに取り組もうと頭を切り換える そしてちょっと楽しくなり そしてまた ふと澱のように溜まったものに気付く
このところこんな事が続いている 上からのお達しのごとく 売り場の状況なんてお構いなしに 圧力を掛けられたこともあり ちゃぶ台に手を掛けながら ぐっとこらえることを繰り返す
すぐ熱くなる自分の性格を反省し これがオトナってもんだろうと なだめつつ来ている訳なのだが それが理想の姿かと言うとNOだ はー 反逆の人にとってこれは非常によくない 解消するいつものパターンとして 後ろ足で砂かけて逃げるっていうのもある
それができたら どんなにすっきりするだろう でもどういう状況になっても 子ども達を食べさせて行かなければならない そんなことをぐるぐる考えつつ 一家の主という立場の くたびれた親父達に心から同情する
どんなにボヤきながらだって後ろ向きだって ただ辞めずに働き続ける そのことがわたしにとっては なにより難しいかもしれない
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