ゆりゆり日記
ただ知ること
過去にあつめたカケラで出来る絵は
その瞬間瞬間ごと
いつも完璧だということ
そうして明日を未来を生きていく

2005年12月30日(金) ごはんを炊こう

春まで雪が続いても困らないように
お米を思い切って三袋頼んだ
雪が小康状態になり
ご主人の運転で
Mさんがやってきた

いつもいろいろ頂いているので
お返しを用意したのに
手作りの沢庵と
つやつやの黒豆のおまけつき
黒豆はいつもの
小田垣商店方式で煮るのを楽しみに
ごはんを炊く準備にかかった

お米はまだ前回のを
5分づきにしたのが残っていて
クリスマスのプレゼントに友人からもらった
ごはん鍋に4合を用意
これはその名のとおり
ご飯専用に作られたどっしりと重い
蓋が二重になった土鍋なのだ

きっちり30分置いてから
おもむろに火を点け中火に掛ける
説明書にあるとおり
なべ底に火が着くか着かないかに
慎重に加減してしばらく待つ
ふつふつと蓋穴から蒸気が上がったら
今度は弱火で6分間
それで火を止める

時間を計りつつも
お鍋に耳をあてお米の音を聞いたり
くんくんと匂いの変化を確かめる
まだまだ初心者だけど
いつかそういう感触だけで
お米が炊けたらカッコイイ気がして

火を止めてから15分待つ
その間に土鍋全体に行き渡った熱が
最後の仕上げをしてくれる
今日はあえてお焦げが欲しかったので
弱火の時間を気持ち多めにしていた

トラウトサーモンの腹身に
塩しておいたのを焼き
母が作った白菜は味噌汁に
蕪は漬物に
そしてMさんの沢庵
小さな粒のお米はひと回り大きく
オコゲ加減も絶妙に炊き上がった

炊飯器に頼っていたときは
ご飯は当たり前に炊き上がるから
ともすると脇役のようで
おかずを何にするかが大問題だった
でも本当はごはんって
お米を美味しく食べることが
ドカンと中心にあるものなのだ


 < 過去  目次  未来 >


ゆりすこ [MAIL] [吉祥堂]

My追加