ノーエの日記

2003年06月08日(日) 噂と真実。

手塚治虫文化賞の審査員のお一人であるいしかわじゅん氏のサイトで、連載が終わったのは、噂とは異なり「原作者が力尽きたようだ」と。そして小畑先生はまだやりたかったようだとのコメントがありました。

ヒカルの碁連載終了ヒステリー・パニック・ショックの後遺症で、この手の情報には本当に話半分で接する事にしていますし、ネット上の情報は鵜呑みにできないという大前提での話なのですが、これが本当なら、ある意味救われたような気がします。

何の圧力も、軋轢も関係なく、原作者のほった先生が「ヒカルの碁」を通して書きたいものがもうない所まで描ききってくださったというのが本当のところであって欲しいと思っていたからです。

もちろん、連載終了という喪失感はこれまでのどの作品よりも強くある作品で、もしまた連載される事があれば、どんな形であれ読んでみたいとは思うのですが、ただ、ファンの要望にこたえてとか、編集部の意向で連載を再開するというのも、『ちょっと違うんじゃないか』と…。

プロの書き手である以上、ある程度読み手のニーズに応えるという事と、自分が書きたいと思うものとの折り合いなどもあるのでしょうが、とにかくほった先生の意思でちゃんと物語にエンドマークがつけられたのだと思いたいのです。


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