2003年08月02日(土) |
蝉が鳴き出しました。 |
天気予報の梅雨明け宣言なんかより、ずっと説得力のある蝉の合唱。
ああ、夏だなァ〜〜っ――――としみじみします。
空の色が夏独特の“ガラス色”で、浮かぶ雲の影の濃淡がたまらなく美しいです。
大阪はあまり澄んだ空気というのでもないのに、それでも水と大気と光の織り成す“透明な風景”っていうのは、綺麗です。 空を見上げながら宇宙から見る地球の、何層にも折り重なる成層圏の大気と雲のグラデーションを想像すると、本当に地球ってステキな惑星だなァ…なんて感傷に浸って見たり。
火星の大接近もあり、今後火星の話題が色々出てくるでしょうが、中でも火星のテラ・フォーミング計画などの情報に触れると、いかに地球が精密なコロニーか、また、奇跡的な惑星かを実感できると思います。
時々、重力に裏切られて成層圏の遥か上空、ラグランジュ・ポイントに放り上げられ、延々と落下しつづける夢をよく見ます。 絶対零度で凍えるか、酸素不足で窒息するか、太陽風をまともに受けて大火傷するかの情況なのに、なぜか平気で透通る地球を見下ろす夢です。
そうしていつも、その地球を抱きしめたくなってしまうのです。
(ああ、地球に生まれて来れてよかったぁ……。)
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