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コンクール - 2001年11月05日(月) みなさんおひさしぶりです。 かなりのひさしぶり日記だなー。 というのも、わたくし実はコンクールに行ってました。 その名も「第2回チェルニーステファンスカ国際ピアノコンクール」。 チェルニー・ステファンスカというポーランド人の先生がいらっしゃって、その先生の名前がついたコンクールだったのだけど、その先生は今年急に亡くなってしまって、急遽追悼コンクールのようになってしまったのでした。 で、結果から言ってしまえば5位でした。ビミョーだなぁ、五位って、、、、(笑) まぁでも、本選まで行けただけでもかなりびっくりなんでよしとしましょう。 このコンクール、1次・2次・本選と3段階あったんだけど、なんと2次・3次は青森県のド田舎の会場だったとですよ。。。 それだけで、行く前からかなりブルーだったんだけど。 ひとまず、10月の26日から東京に行ってレッスンを受け、次の日は1次の順番を決める抽選。私、こういうクジ運ってほんと悪くって。そしてその日もひいた番号はなんと4番。30人弱の中で4番。そんなわけで、2日間の1次予選のうち、さっさと1日目の午前中には終了してました。 1次のプログラムはエチュード中心の25分プログラムだったんだけど、ここで、時間ばかりを考えて自分の力量を考えない崩壊プログラム(注:とても最後まで体力が持つとは思えないプログラム・・・)を組んでしまっていたので、かなり自信がなくて。それでなくても、1次を通るのが何気に一番難しいのに。 結局、思ったよりも崩壊せずなんとか1次通過。 ここで、本選で弾く「コンクール委嘱ピアノトリオ」の楽譜を渡され・・・。 ちょっと弾いてみようかと思ったけど、手書きの譜面にやる気をなくし結局ほとんど練習せず・・・はは。 そして、次の日は朝から青森へ飛行機移動。 青森空港に着いたらやっぱり肌寒い。。。降り立った瞬間に、「都内と確実に何度か違う(勿論、福岡ともね。)」ってのを体感しましたねぇ。 そして、そこから用意されてたバスで移動。向かった先は、空港からバスで1時間ほど離れたところにある「西津軽郡鰺ヶ沢町」。なんか申し込み登録をする時から、西津軽「郡」ってのを見てびびってはいたのだけど、着いてみたらなかなか想像通りのスバラシイところで。 日本海荒れてて寒そうだぞ、みたいな海岸沿いの町。 オフシーズンのこの時期、さみしく閉った「イカ焼き屋台」の列がむなしく並んでるだけ。。。(爆) 最寄りのコンビニも最後に見たのはいつだっけ?ってかんじ。 しかししかし、この町の一大イベントらしく、そりゃもう歓迎ムードは満点。 空港に着いた時からテレビカメラとかいて、バスの中ではインタビューも受け、町役場では職員さんが日の丸の旗を振って大歓迎。(笑) おきまりのりんごジュースもごちそうになり。。。 そして、なんせ足がないとどうにもこうにも動けないこの町では、コンテスタントのわがままは結構聞いてもらいたい放題のVIP待遇。 「今、ホテル帰りたいんですけどぉー。」「はいはい。送って行きますよ」 「ちょっとコンビニ寄ってもらえますかぁ?」「はいはい」てなかんじで無料タクシー状態。なんか、申し訳ない気持ちになってしまった。 そして迎えた2次予選。 当初の予定では、毎回抽選をし直すということだったのに、時間がなかったのかなんなのか、順番は1次のまま。 私の前では1人2次予選に残っていたので、私は2番に繰り上がり、、、 朝は5時起きで、6時半から練習。まだ薄暗かった・・・寒かった・・・ 本番は、まだ頭も手も寝てる感じで。今度は35分のプログラム。 ベートーヴェンあたりはなかなか良かったのだけど、ショパンの後半あたりから崩壊が始まり・・・最後の曲ではかなりパニくっていたような。。 弾きながら「あぁぁぁぁ。もうだめだぁぁぁぁぁ」って思ってました。ホントに。落ち込みまくってホテルでふて寝(笑)まぁ、ふて寝じゃなくても寝てただろーけど。 で、終わり頃会場に顔を出し、何人かの人の演奏を聞いてさらに不安になり、静かに発表を待ち・・・。 ココでは一番に弾いたパリ在住のおともだちとダラダラしゃべってて。 同じ学校だったのに、初めてお互いの存在知った・・・みたいな。(爆) 原因は、学校にほとんど顔を出さなかった私にあるんだけど。 そして、その日の発表は午後10時近く。 またもやテレビカメラが来てて、なんかもう本選の発表みたい。 その雰囲気にドキドキしてしまった、、、 2次予選の発表は口頭だったんだけど、自分の名前を呼ばれた時には「は??へっ??」って感じでした。それと同時ににすごくホッとした、ってのが本音かな。やっぱ一応、「本選に残る」ってのは一目標だったから。 発表のあとインタビューを受け、その日の宿に移動。 本選のトリオの練習が心置きなくできるように、という主催者側の親切な心配りにより、10畳和室の旅館とはさよならし、山奥のキャンピングロッジへ。 車でくねくねガタガタの道を延々30分ぐらい走り、着いたところは熊が普通に出てきても全然おかしくないような山の中。携帯も通じない。(Jフォンが。そして私はJフォンユーザー・・・笑)さみしかったぁ。 1人1軒ずつ与えられ、その中にはアップライトピアノが。 まぁ、中は結構きれいで暖房も効いてるし快適だったけど。でも、「カメ虫」と格闘したかな。。。気がつくと至るところにいるんだなぁぁ、カメ虫が(笑) 着いた時にはすでに日がまわっていたんだけど、次の日トリオの合わせが8時からだった私は、新曲を譜読みしてないことに気付き慌てて練習。結局、その日はほとんど寝れなかったなぁぁぁ。 と、ひとまず前半はここまで。 あんまり長くても読みにくいんじゃないかなぁぁぁ、と思って。 次の日へ続く・・・ -
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