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おもひで - 2002年03月14日(木) 最近よく、ふとパリにいた頃のことを思い出すんです。 別に何て意味はないんだけど、、、 まぁ、映画やテレビ・雑誌でパリの風景をちょこちょこ見たりするからってのと、3月に遊びに行くようにしていたのが延期になってしまったからかも。 てなわけで、今日は私のおもいで話。 「パリにいた頃」って言っても、厳密に言うと私が住んでいたところはパリ郊外。 メトロ(地下鉄)でパリから1こ出たとこだったのだけど、お世辞にも「安全で住み良い町」とは言えないとこでした。 19区の隣、方角的に言えば北東かな。 あまり治安がよろしくないことで有名なトコの一つで(笑)。 まぁ、今だからこうやって笑って話せるけど、行った当初はホントに嫌で嫌で毎日のように引越しを考えてたなぁ。日本にいる時に、知り合いを通して家を決めたから、周りの事をよく知らなかったのよ。。。 結局引越しをしなかったのは、なかなかピアノを弾ける物件が見つからない事と、アパートの部屋そのものはとってもきれいだった事。メゾネットタイプになってて、1階にはグランドピアノと食卓テーブル、2階にはダブルベッドに、ローテーブル、ソファが置けて。 なかなかそんな物件ないし、そんな物件の割りに安く借りられたのよね。 パリ市内ではそんな値段でないだろー、みたいな。 ま、結局最後まで「住めば都」とはならなかったけど、ある意味たくましくなれた気がします(爆)。 そして、そんなトコに住んでたわりに、私はあんまり危ない目には合わなかったかなぁ。1度だけ、行ってすぐの頃、中学生くらいの女の子の集団にからまれた事あったけど。。。ひたすら無視して歩いてたら、最後には髪の毛引っ張って逃げられた。「むっか〜〜〜!!!」って来て追っかけて蹴飛ばしたくなったけど、それも怖かったんで(笑) あとは、小学生の男の子に、通りすがりに「わっっ!!」って驚かされたり(しかも同じヤツに2度も、、、)かなぁ。 そんなのもくやしいけど、日本でも有り得ることだからね。。。 なんか、そこの場所を離れてしまうと、そんなクソガキでもど〜してんだろー、とかふと思っちゃう。 私がいつも買うのを覚えててバゲットを1本用意してくれるパン屋のおばちゃんとか、そんなに通ったことないのにやたら親しげにしてくるクリーニング屋のお姉ちゃんとか、私をネコババ扱いしたコインランドリーのオヤジとか、その誤解をといてくれたカッコイイお兄ちゃんとか、アパートの前に立っていつもタバコをふかしてるアラブ人ホタル族のおっちゃんとか、いつも髪型が違うハイヒールモモコ似のおばちゃんとか、ガレージから鼻だけ出してる黒い犬とか、みんなど〜してんのかなぁ。。。 とっても嫌ってたトコだったけど、今思ってみると結構色んな人と関わってるんだよね。雰囲気はとっても悪いトコでも、悪い人ばっかいるわけじゃないし。 悪い人ばっかだったら、多分私は今こんなことやってないでしょう(笑)。 ま、これも日本に無事帰って来たからそう思えるんだけどね。 もしまたパリに住むことがあっても、あそこにはもう住みたくない、って思うし。ははは。 緊張して出歩いてたもんな〜。今の自分を改めて見なおすと、緩んでるな〜って思うもん。そこに住んでた時は全身目と耳のようになって歩いてた(笑)。 かなり先の様子も察知し、後ろの気配も常に感じて、基本は早足。 あと、誰かと目が合うと6割ぐらいの確率で「ニーハオ!!」と言われるので(中国人もいっぱい住んでるとこだった・・・)、人と視線合わせなかったし。 そのうちね、前から来る人が「ニーハオ!!」って言うか言わないか大体見分けられるようになるの。結構的中。で、下向いて歩いて「来るぞ来るぞ〜〜」って思ってる時に、普通に「ボンジュール!!」って言われた日にゃぁ拍子抜け。 ある意味ちょっと残念(爆) まぁ、こんな事書いたら、あかねこはそんな恐ろしいトコに2年も住んでたのかと、みなさんビビってしまうかもしれないけど、ご心配なく。 ほとんど毎日パリ市内に出てたし、買い物もパリ市内からしてきてたし、心はすっかりパリジェンヌ♪ 今、この瞬間にパリ在住友人の山ほどの突っ込みが来た気がしないでもないけど、 まぁよし(笑) あぁぁぁ〜〜〜パリ遊び行きたいな〜。 -
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