5行日記
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2003年01月06日(月) |
宮部みゆき「模倣犯」 |
てな感じで、帰省中、実家の本棚にあった宮部みゆきの「模倣犯」を読み終えた。(新幹線の中で読んでも終わらなかったので結局明け方まで読んでいた私。読むの遅いのかも。戻っているし。)
宮部みゆきと高村薫は私の中では同時期にでてきた女性ミステリー作家なので、どうしても比べてしまうけど、宮部さんの方が、俄然読みやすい。(去年のお正月に実家で見つけて借りて帰った高村さんの「レディ・ジョーカー」は読まず終い)
情景が想像しやすい。登場人物の顔さえ想像できる。あと引きがすごく巧い。あとやっぱり文章が軟らかいのかも。パラパラとちりばめられた伏線が収集されていないところもあったけど。(多少大風呂敷広げすぎ?)
「上」の段階から気になることは、ピースはどうやって捕まるのかってこと。(これってネタばれ?)ピースがどうして、そのような人間になったってことを「下」でくどくど説明されると読む気失せると思っていたら、そうでもなかった。(必要最小限くらい。)
ちなみに、映画は中居くんがピースをやった時点で、その前評判から、あ、中居くんが犯人役なんだと思ってしまっていたんだけど、映画は誰が真犯人かにもスポットを当てていたようで、結末も原作と違うらしい。
ちょっと気になる。 ちなみに親は、映画も観に行ったそうだ。でも、展開が早すぎてわからなかったらしい。
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