5行日記
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2002年の12月31日、NHKの紅白歌合戦で石川さゆりが唄っていた時間から、それは始まっていた。
一本の電話で、すでに赤い顔でいい気分に酔っぱらっていた父は現実に引き戻され、母も顔色を変えた。そして、11月に新しくしたばっかりの風呂でゆったりくつろいでいた妹さえも巻き込むことになる。
ってな感じで2003年は、母の兄〜私の叔父さんの危篤の知らせの電話で幕開け。(もっとも様態が思わしくないことは、事前に分かっていたそうだけど)
0時過ぎに入院先の病院に父母を妹運転の車で送り届けたものの、叔父の家族と一緒に看取った二人が帰ってきたのは朝の4時と、元旦は、お正月の挨拶な気分でもなく、3日のお通夜、4日の葬儀まで、私はお留守番係〜。
祖母の食事の世話と洗濯の取り込み、来客(と言っても父方の叔母たちぐらいだけど)の対応と、いつもと違うお正月だった。(母親のお小言はいつも通りだったけど)
合間に宮部みゆきの「模倣犯」を読んでいたので、出だしを宮部調にしてみたけれど、どうでしょう?
実家の方のお通夜に行くのは初めての私。(遠いってことで母方の祖父母のは呼ばれなかった。)東京では会社の上司の親のお通夜に行ったことはあったので、その様子の違いにもちょっとした驚きがあった。
やはり地方によって違うのね〜。まあ、母の実家はまたさらに田舎文化の残っているところだったせいもあるけれど。
あと、いとこってよほど近い所に住んでない限り、こういう葬式で会うことになるんだろうな〜と、数年ぶりに会ったいとこを見てしみじみ。
あ、兄妹でも、1年に1回しか会ってなかった。(親もだ)
いろいろ一応考えたお正月でもあった。
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