ふたつのこころ

2008年09月29日(月) 分からないけど。

先日、貴方のいない場所に行ってみた。
貴方とは全く関係のない人たち、貴方のいない空間。

楽しくて嬉しくて笑顔でいっぱい。
ウキウキしてワクワクしてすごくすごく有意義な時間を過ごせた。

でもね。
貴方のことは心から離れなかったよ。

貴方と他の人を比べて、
「貴方ももっとしっかりすればいいのに!」
「もっと色んなことをちゃんとするべきだ!」
なんて不満が出てきたりもしたけれど、
「でも、頑張ってるよね」と、庇ってしまう辺りがどうしようもない。

「もう好きじゃないんじゃないかな」と、正直思うことがある。
「他に好きになれる人がいないから好きだと思ってるだけなんじゃないかな」
「やさしくされて、ちょっとフラッと心が揺れただけなんじゃないかな」
そんな考えを巡らせながら、冷たい空気の中を歩いた。

歩きながら、
「マイナスなことばかりを考えてしまうけど、
他の人と比べてしまうくらい貴方のことを考えてしまうんだなぁ」と気づいて、ちょっと笑った。

何も気にしていない人だったら、他の人と比べたりしない。
他に素敵だと思える人に出逢ったんだから、きっとその人のことでいっぱいになるはず。

だけど、貴方のことを考えてしまう。
会いに行こうか迷うのも、会いたい気持ちがあるから。
好きなのか分からないと悩むのも、意識しているから。
ダメなところを見つけても嫌いになれないのは、やっぱり惹かれているから。

そんな何気ないことに気付く。
そんな単純なことに気付く。

気付いても、切なさは消えないけどね。


 きのう  ひび  あした


みかる [めえる]

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