友達と集まった時。 何故だか私は貴方のコトを話せなかった。
集まった子達はみんな既婚者で。 どちらかと言えば旦那様への不満に溢れていた。 それは幸せだからこその不満なんだけど、ドキドキ感に飢えていたみたい。 結婚すると、他人のコイバナで擬似恋愛するらしい。
なので、私のコイバナを待っていたみたいだけど・・・話せなかった。 話したく、なかった。
きゃあきゃあと、まるでワイドショーのような質問を受けたり、 触れて欲しくないところまで掘り下げて問われたり、 妙に煽られたりするのが、嫌だった。
こんな書き方をすると、友達を友達と思っていないみたいだけどそれは違うくて。
1対1で話す時と、数人で一気に質問される時とでは、聞く側の姿勢と言うか、気持ちが違うと思う。 大人数だからこその、勢いとかノリとか。 そういう中で貴方のことを話すのが嫌だった。
まだ、私の中でもユラユラと揺れ動くことがあるし、 やっと持ち直したペースなのに、また焦りそうになるのが嫌なの。
大切で大切で。 どうしようもない位、この気持ちは大切。 どんなに悩んでも、貴方は心から出て行ってくれそうにない。 だけど。 まだ、貴方に伝えられるほどの強さも持っていない。
他人から見れば、本当に遅いペース。 進んでは戻り、戻っては進み。 そんな感じ。
出逢って1年以上が経っている。 その間、私はすごくすごく温かいモノを貰い続けている。 1年前には想像も出来なかったくらい、温かいモノを貰い続けている。
今はまだ、そういうモノを大切にしまっておきたい。 心の中で、育てたい。 そんな感じ。
友達に話せなかったことで、貴方への気持ちに気付いた。 大切なんだって、気付いた。
貴方は、私が笑えばいつだって笑ってくれる。 そういう人。
今度はきっと、笑って会いに行くよ。
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