Espressoを飲みながら

2002年03月15日(金) 交流分析

 先日の日記に書いていた通り、神戸ヤングワークプラザまで
交流分析のセミナーを受講しに行って来ました。

 まずは受講の前に会員登録。いろいろ質問されます。
「大学卒業してから時間が空いているけれども、何をしていたの?」とか
面接官のような質問までされることもあるようです。
とりあえず無料で交流分析のセミナーを受けるために会員登録したところも
あるので無難に受け応えして、無事登録を済ませます(笑)。

 僕の聞いた話の印象によると、ここの仕事と言うのは、

・29才以下の若者を求める企業等と求職者にお互いを紹介すること。
 管理選考会という名前で面接が行われている。
・パソコンをたくさん並べて、ハローワークのお仕事情報が検索できる。
 ここで応募したい仕事を見付けたら、受付に申し込むシステム。
 ちなみにここのパソコンは、ハローワーク系のホームページにしか繋がらない。  
 接続速度は速くなったり遅くなったり不安定な印象。
・履歴書の書き方、面接のコツ、交流分析等のセミナーや、カウンセリング
 が無料で受講可能。特にカウンセリングは人気で、予約がいっぱいになっていた。

 の3つにまとめられるようだ。

 時間が経つにつれ、人の数が増えてくる。それとともに少し疲れを覚える。
仕事を求める人間が大量に集うスペースというのは気が奪われるようで
あまり心地の良いものではない。
 
 一旦外に出て、ロフトだのそごうだのウインドーショッピングしたり
昼食を取ったりして時間を過ごす。そごうの7階にはおいしそうな中国茶の
喫茶店があった。この時は入らなかったが、今度また来ようと思った。
アンティークなインテリアが落ち着きを醸し出していた。

 2時前にセミナー室に入る。講師の方がすでに書類を配っている。
なんだか不安げな落ち着きのなさそうな様子であるという印象を受けた。
僕の思い過ごしかもしれないが。受講生が揃ってセミナーが始まると急に
シャキッとしてスムーズに話し出す。人が変わったように。

 交流分析については文献もHPもあるだろうから、詳しいことはこの日記では
省略させていただく。

 とても簡単に要約すると、人間には3つの自我状態がある。それは、

・親の自我状態
・成人の自我状態
・子供の自我状態

だ。

親の自我状態には厳格で規律を重んじる親と愛情を持った親の二つがあり、
子供の自我状態には無邪気な自我状態の子供とお行儀のよい子供の二つがある。
(このセミナー内で用いられた説明)

だから親、成人、子供、全部合わせて5つの自我状態がある。
この5つの要素のうちどれが強いかは人それぞれ。それはエゴグラムを使用
してチェックすることができる(そうである)。
エゴグラムチェックは、セミナー内では簡単な○、△、×の3択のアンケートを
用いて行われた。全部で50の問い。

僕の場合、行儀の良い子供-自由な子供-厳格な親-愛情ある親-成人 の順番で
点数が高かった。ようするに子供っぽいのか?

行儀の良い子供と書くと、そんなに悪いものではないように思えるが、
これは望んで行儀良くなったり、元々の性質として行儀の良い子供のこと
ではなく、本当には納得していないけれども無理矢理強いられて仕方なく
行儀良くしている子供のこと。自信がなかったり、消極的だったりする。

 その後、それぞれの5つの要素が対人関係のコミュニケーションに、
どのようにあらわれるかのレッスン。わかりやすい例文がテキストにたくさん
書かれていた。

 非常に単純にまとめると、子供の状態からの発言には子供の状態から、
親の状態からの発言には親の状態から、成人の状態からの発言には成人の状態から
応えれば、話がとどこおって互いに気まずい思いをすることをかなり避けられると
いうこと。

 これはけっこう面白かった。

 はたしてこれが自分にとってどれくらい役に立つのか、疑問だと言ってしまうと
果てしなく疑問になってしまうが、無料で一日楽しめたと思えばありがたい話。 


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空遊 [MAIL]

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