Espressoを飲みながら

2002年05月04日(土) 六甲山自転車紀行

 GWも大詰め。空遊もちょっと普段は行かないところに行こうと思った。
かといってこれから泊まり掛けとか思っても宿は取れまい。
日帰りコースが良い。都会より自然のあるところの方が良い。

 六甲山の上の方に行くことに決定。しかも自転車で。
山と渓谷社の「関西サイクリングマップ」には六甲山縦走のコースが
紹介されている。それを参考にしながら行くことにした。

同書のコースによると、JR元町駅から北へ、再度山ドライブウェイを
走り出すそうだ。空遊の自宅は東灘区なので、まず自宅から元町のすこし
手前の上の方まで走ることになる。それが約8?の道程。 

 諏訪山ドライブウェイへの入口を発見。いきなりなかなか急な坂である。
本によると「標高390mの再度公園まで一気に登りつめる。」と書いてあるが
非常に頑健な脚力と心肺能力の持ち主で無い限りはなかなかそうは行かない
と思う。空遊は時々休んだり、押して歩いたりしながらぼちぼち登った。

 それでも気が付いた頃には神戸の市街がはるか眼下に。

御覧の通り、あいにくの曇り空だが、これは曇り空だから登れるというもの。
お日さまがかんかんに照っていたら、汗だくだくで太陽光線浴びて、
日射病か熱射病になりそう。

 ようやく再度公園に。自転車からおりて一休み。ペットボトルの御茶が
切れたので、アクエリアスを売店で購入。


とてもきれいな高台の公園で、池のある風景が最高でした。
帰り際になって、MTBで来ている人達と出会いました。

空気が下界とはちがいます(笑)。

 それからさらに下り坂と登り坂が続きます。
段々標高も高くなり、景色が白い霧で覆われ、雲の中にいるようです。
いくつも展望台があって、写真を撮ろうとしましたが、あいにくの天気で
視界があまりよくありませんでした。

これでもクリアーに撮れたほうです。人工島がよく見えています。

 時折登り坂でも「スピード落とせ」とか書いてありますが、
余計なお世話です。「スピード出せ」と言われたとしても、出せません。

 神戸市立森林植物園や六甲山牧場の前を通りました。
牧場の手前には「羊に注意して下さい」との看板があります。
幸か不幸か今日は羊にも猪にも出会いませんでした。
昼食をどこで食べようかなと思うのですが、ジンギスカン料理系の
店ばかりで、多少値段が張るし、お腹が張り過ぎても困るので、
軽食にとどめました。

 西六甲ドライブウェイはやはり坂の上下がそれなりにありますが、
空気も良く、今日は車の行き来も差程多く無く、快適なサイクリングコース
でした。バイク好きが集団でブンブン走っています(族ではありません)。
山の緑の香りを思いっきり吸い込みながら走っていました。

途中から濃霧となり、前後さえほとんど見えなくなりました。
飛行機が雲に突っ込んだような時のような状態です。
途中六甲ケーブル駅近くの展望台で休憩を取り、ケーブルで降りようか
宝塚か西宮から降りようかと考えましたが、下りが楽しみなので後者に
しました。これだけ登って下りを楽しまないのはもったいないです。

 凌雲台の方に移動するために、歩道に入ったら階段がたくさんで、
自転車をかついで歩くはめになりました(笑)。距離的には近道だった
のですが、時間的にはあまり意味がなかったです。山頂付近を通って
西宮・宝塚方面へと向かいます。

 山頂付近を過ぎると長いダウンヒル。まるでスキーの滑走のように快適。
ひとつひとつのコーナーが楽しいです。やがて西宮と宝塚に道が分かる所に
出たので西宮方面に。どうやら甲山のかなり上の方にいるみたい。
苦楽園から夙川を通って芦屋に出ました。JR芦屋駅前でFRESHNESS BURGERを
食べたり、珈琲豆とミルを買ったりして一休み。

 あとはいつも通る道。雨がぽつりぽつりと降ってきたので急いで家まで
帰りました。

 六甲山はいつも下から眺めているので、あまり非日常感がないのですが、
上まで登ってみるとやっぱり登った甲斐がありました。以前ケーブルで
登りましたが、自転車で全行程を移動した今回、より山を身体で感じられた
ように思います。

 ただし誰にでも勧められる楽しみ方ではないかもです。
それなりにハードです。登りたい人は覚悟して登ってください。
あと、山から下りる長い下りは気を付けて下りた方がいいです。
スピードいくらでも出る感じなので。自動車減速用に作られている段々は
自転車にはやっかいものです。やたら数がこさえてあります。
上を走る時の感じ。最近のモー娘の曲にやたらぶんぶんぶんぶんが繰り返す
歌詞の曲がありましたが、あんな感じです(爆)。

 あー、ひさしぶりに良く走った。

 
 


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