Espressoを飲みながら

2002年12月18日(水) 猫熊的生活〜ウィーンのカフェ

 私の今日は、昨日のようで、その昨日は、一昨日のようで、
その、、、(以下略)。

という具合に、なんの変化もなくたらたらと、あたかも動物園の
クマかパンダか何かのように日々を過ごすことが多い。

人からとやかく言われることも無い訳ではないが、私自身が選んで
こんな生活をしている訳でもなく。ただどうしてかはわからないが
こんな生活になってしまうのだ。

淡々と、ただただ淡々と、かと思えばけだるく、どこまでもけだるく。
しかして時に狂わんばかりに睡眠を取り続け。

鬱積したエネルギーがたまりすぎると、とりあえず自転車で100キロくらい
走ると不思議とバランスが取れます。今日はスクーターに乗ったヤンキー
風の方と、抜きつ抜かれつのデッドヒートでした(爆)。
別に意図してそうしようとした訳ではなく、お互いの巡航速度が近かった
ので、そうなっただけなのですが。

それもただ図書館に本を返しに行く途中の話。

 ウィーンのカフェって本を借りていたのですが、面白くって。
期限を超えてかりてしまいました。一週間くらい期限を超えていたので
何か言われるんじゃないかと心配していましたが、係りの方はただだまって
受け取り、本を確認するのみで何も言われませんでした。大学の図書館は
ちょっと遅れると、嫌味を言われたものなので、市の図書館は優しいと
思いました。しかも大学の図書館は一度期限をこえるとしばらくの間
貸してくれなくなるのです。

「市立図書館は公共機関だから」と読者のかたは思われるかもしれませんが
私の通っていた大学も同じ市立なので、この態度の差はなんなのだと小一時間(略)。

 ウィーンのカフェって、日本のカフェとはかなり様子がちがうみたいで。

・30紙以上の、様々な国の新聞が置いてあった。
・百科事典が全巻備え付けてあり、客は自由に利用できた。
・コーヒーの種類が、日本の喫茶店にくらべるとかなりたくさん。
・政治、文学、音楽などに深く関わってきた。
・その時代の最先端の知識人達が集まり、議論したり、執筆したりする
 場であった。暮らしのほとんどをカフェで過ごしたような知識人もいた。
・ビリヤードや、タロック(カードゲーム)が盛んに行われていた。
・有名店には、名給仕と呼ばれる人がいた。客の名前や、読む新聞を
 記憶し、丁寧なサービスを行った。

非常に文化的というか、なんというか。御茶と御菓子ばかりの日本のカフェ
とは別世界のようです。

いろんな情報が手に入るという点では、ネットカフェでもいろんな情報が
手に入るわけですが、ネットカフェではあんまりお客同士の交流がありま
せん。そこが最大の違いでしょう。

いつか日本でもウィーンカフェのようなことをやってみたい。

とか、柄にもなく思ったりします。


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空遊 [MAIL]

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