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■ たまには、真面目なこと
台風が去ったあとから、暑さが戻ってきた。 我が家の猫たちは、そこここで、大股開きで寝ている。 この緊張感のなさったら、と笑ってしまうのだけど、 まあ、みんな安心しきって寝ているんだなと、思う。
◆最近、新聞やテレビのニュースで、子どもの食生活の乱れが、よく話題になる。味覚障害の話などを聞くと、今の子どもと言うよりも、親の世代から徐々に壊れてきている、ということが、よくわかる。で、真面目な話。
ファーストフードや冷凍食品などに頼る母親を非難している、識者の方たち! あなたは、どれだけ奥さんが作ってくれた、派手な味付けや飾りつけもない質素な食事に、感謝してきましたか? 新婚のころは、確かに拙い食卓だったかもしれないけれど、それを一生懸命つくった気持ちを大事にしてきましたか?
そもそも、家庭料理が失われた背景には、家庭料理への感謝の不足があったのでは、と私は思う。食生活がどれだけ大切かは、よーくわかっているけれど、ろくに食べもしない幼児と、落ち着かないだけの食卓を囲むのが、どれだけ大変かは経験しないひとには、なかなかわからないんだろうなあ。 それに、「ぬかみそ臭い」という形容詞、ありますよね。 自分が糠漬けをするようになって、いかに、糠床の管理が大変かを思い知った私は、声を大にして言いたい。おいしい糠漬けをつくれる女性を「ぬかみそ臭い=女として魅力がない」と断罪したのは、いったい、どこのだれなのか?
ところで、我が家では、とにかく「おいしい?」攻撃で、「おいしい」とか「もうちょっと、味付けが濃い(あるいは薄い)ほうが、もっとおいしいかも」と、強制的に感想を言わせている。それぐらいは、ご飯をつくるひとが享受していい特権だと思うから。おかげで、リュウは外食しても、気に入ったお店では「おいしかったです」と言うのが、習慣になってしまった。
* 朝−私が寝坊してしまったので、リュウはジャコと糠漬けでご飯を食べていた。 * 昼−マグロのつけやき、鶏肉の塩焼き、ベビーリーフのサラダ、トマトとキュウリ、昆布と豚肉の煮物、ニラとワカメのスープ * 夜−鶏手羽先のソテー、もやしとニラとカラピーマン炒め、キュウリの糠漬け、ワカメと桜海老の酢の物、大葉とししとうのカレースープ
2001年08月24日(金)
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