にゃんことごはん
ごはん



 椅子がない? と大騒ぎ

我家のダイニングチェアは、何を隠そう30年モノだ。

ワインなら熟成しておいしいかもしれないが、椅子の30年モノは、はっきり言ってほとんど解体している。よって、ここ1年ほどは、椅子としての用をなさず猫たちのおもちゃ兼ベッド兼遊び場(兼時々違法トイレ)になっていた。
とっとと処分してしまえばいいものを、なかなか処分できなかったのは、独特のデザインだったからだ。

このダイニングセットは、亡き母がそれこそ家具店という家具店、家具売り場という家具売り場を捜し歩いて見つけたお気に入りで、しかも、やはりちょっと独特のデザインのサイドボードにあわせたデザインになっている。
別にセットものではなかったと思う。が、どちらも、某百貨店の某輸入家具雑貨コーナー、その百貨店の経営悪化の一因ともなったとも言われているらしい悪名高いそこがオープンしたばかりのころに、購入したものだ。

はっきり言って、デザインは私の好みではない。
……のだが、だからと言って、一刀両断に処分することも出来なかった。

そんなわけで、ダイニングテーブル&チェアとサイドボードを全とっかえするか。
それとも、椅子を修理するか。
二者択一の選択となり、悩むこと幾年(笑)。その間、椅子の張り替えをしてくれるところを探して断わられたり、なんてこともあった。
そして、本日。某F家具に半分解体した椅子が引き取られていった。多分、新しく作るのと変わらないぐらいの手間と費用がかかるでしょう、と言われて怯えつつ、修理をお願いしたのだ。

その若い営業さんは、ポッポのことも撫ぜてくれて「可愛いですね」と言ってくれたので、きっといいひとだと思う(をい!)。
椅子を修理できるかどうかを確認するために一緒に来てくれた職人さん(多分)も、椅子を運び出す時に一緒に外に出てしまったポッポを、「外に出てましたよ」とやさしく部屋に戻してくれたやさしいひとだから、多分、いい職人さんだと思う(をいをい!)。
だから、まあ、あの椅子が蘇ってくれるなら、いいかな、と思った。

で、その後。いつも遊んでいたり、よじ登っていたり、昼寝をしていた椅子がない! とみんながウロウロ。椅子のあった壁際の匂いを嗅いでみたり、としばらく大騒ぎだった。
椅子が戻ってきたら、また昼寝していいからね。
あ、でも椅子は6脚。猫は6匹。あのう、ご飯を食べるときの、リュウとママの分は、残しておいてね、お願いだから。

◆学校から帰ったリュウは、私が言うまで部屋から椅子が無くなったことに気づかなかった。男の子って、そんなものなんだろうなあ。

* 朝−コーン入りオムレツ、トマトのチーズ焼き、春菊と桜海老の和え物、タマネギとキクラゲとワカメのスープ
* 夜−白菜と鶏と白雪たけの蒸し煮、大根と大根菜と揚げの炒め煮、タコの刺身、春雨の中華風サラダ(ベビーリーフ、ハム、もやし)

2002年01月28日(月)
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