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■ 記憶
和室の小窓から、ちょうどマンションの駐車場の一角とその向こう側の、マンションの敷地よりも少し低くなっている土地に建っている家々が見える。
そこは、あみっちが脱走したときの逃走経路にあたっていて、私はよく、その小窓からあみっちが見えないものかと覗いていたものだ。 あのころ、散々探し回った体育館の敷地に建っていたプレハブ(夜で誰もいないのに何故かパソコンの画面がついていたりして、ちょっと怖かった)は、取り壊されている。そのプレハブの奥、駐車場から塀を乗り越えて斜面を降りたところに、何かの資材が積み上げられていて、よくそのうえで野良猫たちが日向ぼっこしていたのを思い出す。
北側に向いた小窓は、夏の間、風が抜ける涼しい場所なので、人気が高い。だれかれとなく、そこから外を眺めている。駐車場で戦車をしているひとだったり、空の鳥だったり、あるいはほかの何かだったり……。
あみっちも、よくそこから外を眺めている。多分、そこが、自分が逃げ出した道筋だとわかっているわけではないだろう。そこから見えるレンガ色の家の裏側で、ご飯をもらっていたことも、多分、わかっていないだろう。 でも私は、あみっちがその窓から外を眺めているのを見るたびに、あみっちが塀を乗り越えた瞬間の、あの体中から力が抜けていくような気持ちを思い出す。あみっちを見つけたときの、安堵した気持ちも。
戻ってきたあみっちは、前にもまして家庭内野良で、しかも、パソ前と寝ている私に甘える度は倍増という女王ぶりを発揮している。
◆急に涼しくなって嬉しいことは嬉しいのだが、体がついていかない。リュウも相変わらず食欲がない、とはいえ、それでも食の細い子どもと比べると、食べている。だいたい、ここに書いた正規メニュー(笑)以外に、牛乳200ml以上、果物(今の時期だと、桃かナシかスイカのいずれか2種以上)、にんじんジュースorトマトジュース200ml以上というのが定番(それだけで十分、という気もする)。 そう言えば先日、サッカークラブの合宿の写真を見て、ご飯のボリュームにびっくりした。スポーツ専用の宿泊所だったからなのかもしれないが、給食の比ではない。これを毎回完食したうえで、他の子が食べられない酢の物とか、なんだとかをもらっていたのだとしたら……ちょっと食い過ぎだったのと違いますか?
22日(木) * 朝−シリアル&牛乳、卵焼き、トマト * 昼−炒飯(小エビ、ハム、タマネギ、ピーマン、しいたけ)、ワカメのスープ * 夜−シーフードサラダ(平貝、たこ、タマネギ、ベビーリーフ)、鶏モモ肉のつけやきwithトマト、枝豆
23日(金) * 朝−梅干しとジャコのお握り、ソーセージ、トマト * 昼−素麺、卵焼き(ピーマン、ベーコン、にんじん)、パスタとキュウリと鮭のサラダ * 夜−豚肉の竜田揚げwithベビーリーフ、カボチャとベーコンの炒め物、トマト、オクラの澄まし汁
24日(土) * 朝−シリアル&牛乳、ソーセージ、トマト * 昼(サッカーの試合だったのでお弁当)−梅干とジャコのお握り&タラコとゴマのお握り、ニンジンの豚肉巻き、プチトマト * 夜−小松菜と揚げの炒め物、カボチャの煮物、鯵の干物、オクラの胡麻和え
2002年08月24日(土)
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