にゃんことごはん
ごはん



 思い出の猫

猫に関する最初の記憶は、実は死んだ猫の感触だったりする。

小学校のころ住んでいた家のガレージで冷たくなっていたどこかの猫。確か白っぽい猫だったように記憶しているが、違うかもしれない。猫が苦手な母は、死んだ猫はもっと苦手だったようで、見た途端寝込んでしまい、私が布に包んで埋めたのだ、という話は、以前にもこの日記で書いたような気がする(書こうとしてやめたのかもしれない。いずれにせよ、よく覚えていない。これは間違いなく健忘症だ)。

あのときの、冷たく硬い感触は今でも忘れない。

今の私には、初めて我家に迎えたニャンの人間よりも少し高い体温や、ショーのアメショー特有の冷んやりとすべらかな手触り、膝に乗ってくるあみっちが見せるまなざしや、ポッポの胸元にある小指の爪の先ほどの白い毛や、ジュリナの体つきに似合わぬか細い声、キラリンを抱き上げたときに肩に感じる前脚の肉球や、顔を寄り添わせるようにしてもたれかかる練々の重み……等々といった記憶が、日々、増えていく。

それでも、時折、あの命のなくなった名前も知らない猫の感触を思い出したりする。

実は、父が他界し葬儀のために横たえられた体に触れたとき、同じ冷たさと硬さで横たわっていた猫のことを、唐突に思い出してしまった。
ああ、父は死んだんだ、と実感した。
その少しあと、母が他界したときも同様だった。
私も死んで1日ほどたつと、こんなふうに冷たく硬くなるのか、と思った。

去年のGW、子猫を虐待死させる過程の画像を、ネットにアップした男がいた。
あの一連の騒ぎのなかで、だれだったかが書いていた、「もしかしたら、その子猫は孤独なあなたの一番の親友になれたかもしれなかったのに」という言葉を思い出すと、今でも涙が出る。

◆夏の陽射しのGW。今日はリュウのサッカーの試合のお当番、午前中は曇っていたものの、午後は燦々たる太陽に照らされてきた。朝早くでかけたので、帰宅したらみなが寄って来て匂いを嗅ぎまくる。グランドの土と初夏の青々とした草の匂いがしたかなあ。

24日(木)
* 朝−卵焼き(ヒジキ、青打ち豆、紫蘇の実、揚げ、タケノコ、コンニャク)、茹で豚とミズナの胡麻酢和え、豆腐とワカメのみそ汁
* 夜−鶏の唐揚げwithレタスとブロッコリー、焼き鳥(ハツ、つくね、セセリ)、トマトと蕪のサラダ、玉葱のディルのコンソメスープ

25日(金)
* 朝−バタートースト、グリーンピースとチーズのオムレツwithミニトマト、茹で豚とピーマン炒め、コーンスープ(玉葱、牛乳)
* 夜−豚肉とミズナの炒め物(ナガネギ)、むきエビと小松菜と豆腐の炒め物、大根と切り昆布の酢の物、麩と朧昆布の澄まし汁

26日(土)
* 朝−バタートースト、茹で豚とトマトのチーズ焼き(マスタード)、クラムチャウダー(アサリ、玉葱、ピーマン、マッシュルーム、牛乳)
* 昼−うどん(豚肉、小松菜、ナガネギ)、ジャガイモと玉葱入り卵焼き
* 夜−明太子のパスタ(海苔)、シーザーサラダ(レタス、トマト、キュウリ、クルトン、チーズ)、クラムチャウダースープ(朝の残り)

27日(日)
* 朝−うどん(小松菜、麩、ナガネギ)
* 昼(弁当)−サンドイッチ(ハムとポテトとピメントのマリネ、ハムとチーズとレタス、チャービル入り卵焼きとトマト)、ソーセージとレタス入りクロワッサン
* 夜−甘エビの刺身withワカメと貝割れのサラダ、カツオとベビーリーフのサラダ(ピメントのピクルス)、長いもの梅和え、レンコンと春キャベツのみそ汁

2003年04月27日(日)
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