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■ 窓の外の鳥に、心騒がせる春の日
居間の窓辺にショーとニャンと練々が陣取って、何かを見ていた。
と、カカカ、カカカとショーが独特の声で鳴く。 窓の外を見ると、見慣れない鳥がいた。もちろんカラスでもスズメでもない。 全体的に青っぽいグレーでところどころ白と黒と赤が混じっている。鳥の名前に疎い私には、それがなんの鳥かわからないのだが、マンションの敷地に立っているサクラの木の枝を、ピョンピョンと渡っていく。
気づいたキラリンがやってきて、鉤型に曲がった尻尾をフリンフリンさせながら、キャキャキャと鳴いた。その声が聞こえたはずもないのだが、鳥はさっと春のもやった空に飛び立っていった。 猫たちは首をぐんと伸ばすようにして、鳥の行方を追っていた。
4匹が去ってから、「なんだったの?」と言うようにポッポがやってきて窓を外を眺めた。もちろん先ほどの鳥はいない。けれど、ポッポは目を細めて気持ちよさそうに春の陽射しを浴びていた。 女王(あみっち)と姫(ジュリナ)は、それぞれの玉座(ミニホットカーペットの上とミニあんかの上)ですやすやとお休みあそばしておいでだった。
そういえば、もうすぐ雅さんと公太郎が我家から南へと旅立って3年(だよね?)になる。ということは、ポッポとジュリナが我家にきてから3年。何しろ性格が赤ちゃんと姫なもので、子猫のころに我家に来てすくすく育ったような気がしていたが、我家に来た時点で最年長の大人猫(つまりおじさんとおばさん)だったのだ。いや、サイズはすくすく大きくなってくれたが。 そろそろ高齢猫なのだから、いろいろ気をつけてあげたほうがいいんだろうなと思いつつ、今日もソファに重なって寝ているポッポとジュリナを見る。しかし……でかい……。
それでふと考えてみると、ニャンが来て4年余り、ショーが来て4年、あみっちが3年余り、キラリンが2年半、練々が2年弱……。ニャンが来たころのリュウは、まだ顔も丸くて可愛かったよなぁ。背も私より低く手も足も小さかった。猫はおっさんやおばさんになってもどんなにガタイがよくなっても、子猫のように可愛いが、人間はそうはいかない(それじゃ困る)。うーむ、しみじみ。
◆リュウの卒業進学関係の諸々で、妙に気ぜわしい。公立の小学校から公立の中学に進学するだけでこれだけ面倒なのだ、私立は大変だろうな。高校はもっと大変かな、と今からうんざりしている。 今日は卒業を祝う会というお楽しみ会があり、ゲームをしたり歌を歌ったり、ドッジボールやソフトバレーをしたり。おかげで腰は痛いし、心なしか筋肉痛の気配も……。こうやって、いちいち親が出て行けるのも小学校の間だけなのだろうと思うと腰痛も筋肉痛も嬉しい……はずはない。
* 朝−いくらおろし、ほうれん草とチーズのオムレツ、豚汁(昨日の残り=里芋、大根、レンコン、にんじん、ネギ、小ネギ、こんにゃく、ちくわぶ、揚げ)、 * 夜−菜の花の牡蠣のクリームパスタ、うどとワカメと蒸し鶏のサラダ、スーチカと小海老とチンゲンサイの炒め物、シメジとニラのスープ
2004年03月10日(水)
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