にゃんことごはん
ごはん



 鍋の周りに群がるも、猫舌故に匂いを嗅ぐだけ

このところ少し緩んだものの、寒中という言葉にふさわしい寒い日が続いている。

寒い日には鍋。手軽なのと温まるのとで鍋物が大活躍……鱈チリ、キムチ鍋、水炊き、寄せ鍋、常夜鍋、おでん、ポトフ。
そして、そんな食卓の周りには猫が集まる。ニャンとショーと練々が、行儀よく並んで鍋を覗き込んでいる。ふつふつと煮えてくると、鼻がひくひくしてヒゲが震える。

でも、出来立ての具は熱い。取り皿に移動する間を狙って手を出すも、熱さに驚いて退散する。しばらくするとまたやってきて、今度は皿のなかを、何食わぬ顔で狙う。席を立って戻ってくると、なぜかコロンと具が皿の外にこぼれていたりする。
「おやぁ? 鶏肉さんが勝手にお皿から飛び出したのかなぁ?」と言うと、僕じゃないよとでも言いたそうにあさってのほうを向く。「おっかしいなぁ」と畳み掛けると、気まずそうに後ずさる。
雰囲気で劣勢を察するのだろうが、言葉を理解しているように思えてならないのはこんなとき。

姫ふたりは、相変らずパソデスク下にお引きこもり。それでもあみっちは日中、日当たりのいい窓辺にやってきたりするが、きらりんはほとんど私の仕事部屋から出ない。パソ下のミニホットカーペットでコロンコロンと転がって、伸びをする。本猫が幸せなら、それでいいのだけど。

◆そんなわけで、日替わり鍋メニューの我が家。冬は寒いのが困るけれど、手抜きができるのが嬉しい。

朝:三分づき米のおにぎり(ゴマ塩、うめぼし、筋子+海苔)、サバの塩焼き、ホウレンソウのバター焼き、里芋とヒイカとごぼうの煮物、白菜とかぼちゃとにんじんの味噌汁
昼(弁当):ソーセージとサニーレタス(ドッグパン)、生ハムとチーズとサラダ菜(ライ麦パン)、ゴートチーズとりんごジャム(ライ麦パン)、鶏手羽の照り焼き、菜の花の豚肉巻き
夜:玄米ごはん、ラムすき(大根、長ネギ、白滝、焼き豆腐、春菊)+卵、春雨サラダ(水菜、白菜、桜海老、にんじん)、蕪のぬかづけ
その他:納豆、煎餅、チョコレートケーキ、牛乳200ml、バナナ1本

2006年01月30日(月)
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