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■ 今だから練ちゃんがきた日のことを話せるよ、笑い話だけど
ほんと、今だから話せます。
練太郎こと練々こと、ぶーたんが我が家に来たのは、今は亡きあみっちの逃亡中のことでした。あみっちの逃亡については、前後の事情を含め日記にも書きました。 あみっちのことは一ヶ月余りも探し歩いて、結果、見つかって、また我が家に戻ってきてくれたのですが、その探索期間中に我が家に来たのが練太郎でした。
あみっちが見つからないの、という話を、一惠さんにしたときに、オッドアイの仔がいたら引き取るから、と申し添えたところ「確か、白猫でオッドアイの仔がいたと思う」とお返事くださったのでした。 脱走してしまった仔がいるのに、オッドアイの白猫くんの里親として私をご紹介くださったことには、今でも感謝しております。そして、そのときやってきたブータンにも、ありがとうね。
さて。 なぜ、あのとき「オッドアイの白猫だったのか」なのですが。 ベランダから落ちて逃走したあみっちを、毎日毎日捜し歩いていた、ある夜、夢を見たのでした。 オッドアイの白猫の夢でした。 ほかの細かいことは覚えていません。そんな夢をなぜ見たのかも、もちろんわかりません。それまでオッドアイの白猫に縁はありませんでしたし。 でも、夢のなかでオッドアイの白猫が、あみっちなのかどうかは定かではないものの、白黒の猫と一緒にいたような気がしたのです。 それも“そんな気がした”だけの話です。
藁にもすがる、というよりも、もっともっと細い糸ではあったのですが、気になって気になって仕方がなくて、それでつい「オッドアイの白猫がいたら」という話を一惠さんにしたところ、ちょうど外猫にエサやりしていた方が保護した猫がオッドアイの白猫だという流れになり、後に練太郎と名づけられる猫がやってきたのでした。
あのとき、オッドアイの白猫がちょうど保護されていたというのは、すごいタイミングだったと思います。 で、これできっとあみっちも我が家に戻ってくる、と確信したのでした。 確信どおり、その後すぐ、あみっちが見つかり、再び我が家の仔としてかえってきてくれました。
冷静に考えれば、たまたまそんな夢を見ただけの話です。 オッドアイの白猫とは無関係に、あみっちは、遅かれ早かれ見つかっていたのでしょう。ただ、あのころ「もう、あみっちは見つからないのかも」と絶望しかけていたのを、「そんなことはない、きっと見つかる」と再び希望を持つきっかけになったのが、「オッドアイの白猫」だったことは間違いありません。 日本でも昔から、金目銀目の猫は福猫として大事にされていたそうですから、なんかそんな神秘が働いてもおかしくないのかなぁ、と思ったり……。
そのあみっちも、他界しました。ぶーたん練々は元気で、神秘のオッドアイのはずなのに、どこか珍味な感じの残念さを振りまきつつ、元気にしています。
2012年11月02日(金)
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