不毛の地、幕張メッセ 2002年07月21日(日)
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恐竜展に行ってきました。
http://www.dino-expo.jp/index.html
あぁ、でも、上野の科学博物館、千葉の中央博物館の方が何倍も面白い、と思ってしまふのであります。上野のかはくは410円、千葉の博物館はタダですから、幕張メッセの2500円、上野の6倍は面白くあって欲しかった。(^^;
ハコがキライ。
ハコがキライ。
幕張メッセのハコがキライ。
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文化や学術のかほりがしないとか、そんなすかしたことを言うつもりはありませんが、デパートの屋上仮面ライダーショーと構成がなにひとつ変わらない「セイモくんショー(映画?)」には絶句の嵐。
お姉さんが元気良くちびっ子に話しかけていますが、推奨年齢2〜4歳?(^^)。始まって5分くらいで声を聞くのも苦痛。坐ってしまったので、人混みで出られない。相棒に「聞いてると眠くなるよ、ツライ」と話しかけようとしたら、ヤツはもう寝ていた。
こんなショーだと最初から分かっていれば、見ないよー。(T▽T)
(あ、チビはお目々キラキラさせて見てましたが。)
もうエンターティメントはいいです。
CG映画もたくさん上映していたけれどね、なんか別に見るべきものはなかったと思っている。大画面のメリット……。別にせっかく大会場に来たのに大画面映画ばっかり見てもしょうがない……。この程度の映画なら、テレビで見るんで充分、と思っちゃう。(^^;
商業主義もいいです。
あの人数と比較して、休憩所の圧倒的な少なさ。
レストランと言いつつテーブル10個くらいしかなく、長蛇の列をかいくぐったとしてもコンビニ弁当以上のものは望めまい。ほとんど詐欺。
コンビニ弁当売り場は売りまくってるが、食べる場所はほとんどない。
人混みの中で床に座って食べろと、まぁそういうことだ。お洒落をしてきてはいかんぞ。
外の食堂で食べて、再入場というのも禁止。
そういう接客態度にかなりむかついたりして。
見るだけ見たらさっさと出ろと。(怒)
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失望したので、再考。
じゃぁわたしはどういう展示会を希望していたのかな。
もうちょっと学術くさくて説明がいっぱいあったら良かったなぁ……。
分からないところは学芸員の人が説明してくれるとかさぁ……。
そう、それはまさに上野の科学博物館であり、千葉の中央博物館のスタンスなのであります。
それを求めるには、ただでかいだけのイベント会場、しかも2ヶ月の限定展示のハコじゃ無理なのか。
そういえば10年くらい前も現代美術展でメッセに失望させられたことが……。
あのときは「千葉」という街自体がキライになりましたね。
でかい分だけ会場まで永遠に続くタイル張りの歩行道路に目眩。
ハコの中では窒息しそうな人ゴミに、ちゃっちい展示スペース。
ただでさえ少ない休憩所は、これ以上ないというくらいちゃっちいプラスチックのテーブルとイス。それも展示の邪魔なんだよといわんばかりに、暗い場末に設置されている。
安らぎとは無縁の場所。
不毛の地、幕張。
一旦こう思っちゃうとその印象は強烈。
もう何があっても避けよう、という気にさえなってしまいます。
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恐竜のどでかい骨をぼーーーっと眺めているだけで、わたしゃ充分なんだよなぁ。
そんでちょっと妄想を駆り立ててくれるようなエピソードや、知識欲を刺激するような説明書きがあれば、骨の存在が全てでよろしいのではないかと。
そんでゆっくり見たいのよ。一日中でも。
骨は美しかったよ。うん、とても。
by HPY
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