お葬式と博物館。びびってた個展の事後報告。 2002年10月01日(火)
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お礼状にもこのHPのトップにも書きましたが、今年の個展は非常に自信がなかった。
絵がキライになってしまったんじゃないかと思うほど。
蓋を開けてみると評判が思ったより良くて、何が嬉しいかって、
まず「去年よりも良い」と言われたこと。
後は、わたしの絵は小さいんだけれど、
1メートルほど離れて見た後、画面にくっつくようにして観察してくれた方が多かったことです。
ずっと前のデューラー含むドイツの版画展を思い出すよ。
小さい絵が多くて、みんな壁にくっつくように見ていたの。
するといかにもっつうおじいさんが、いきなり胸のポケットからルーペを取り出して、画面をじっくり観察してる。かっこよかったねぇ!うなったよ。
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まぁ、そんなこんなでまた頑張ろう、という気になったんだけれど、そんな矢先に94歳のばぁちゃんが亡くなりました。眠るように。そう。眠ってるみたいだった。
お葬式を主催するのは初めてで(喪主はお義父さん)ばたばたとしてたけれど、なんとかそれも無事終わり。その間に絵のお嫁入りを済ませたり、絵画教室の生徒さんの作品展の飾り付けやその他バイトをしたり、非常に忙しかった9月です。
月曜からヒマになる、と思ったら、しっかり風邪ひいた。オチつき。ははは。
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ホームページのサイトマップがらみを少し直しました。
新しい画像は1枚だけだけれど、掲示板はなくして、お絵描きサイトを主張することに。
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そうそう、土曜日、死にそうになりながら国立博物館に行った。
埴輪があんまり美しくて感動的で、楽しくて、もうわたしは会員になって博物館に通おうと思います。バイクで東京も慣れてきたしね。
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チビはお葬式の後遺症で、天国とは何か、死ぬと人はどうなるのかが知りたくてたまらないらしい。キリスト教とインド仏教と八百万の神のいる死に対する日本の考え方を話してあげました。
多分、難しくて分からないだろうけれど、適当に幼児向けにお茶を濁されるよりも真摯で良かったみたい。
あの納骨(焼かれてぽろぽろになった骨を骨壺に入れるヤツ)はわたしも結構衝撃だったなぁ。骨だよ、骨。
解剖学やってからずっと見たかったホンモノの骨がここにある。それもばぁちゃんの。ちょっと違う意味で震えたね。綺麗だった。
人間はみんな最後は骨になるのね。
by HPY
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