サインを入れる 2003年07月01日(火)
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ネジを描写する。これが最後。
明るい鮮やかな黄の上に赤暗色、緑暗色の影を入れ、
テンペラ白でハッチング。
鮮やかな色は喜び、繰り返し作業の苦痛、
螺旋や直線、規則だったものを描くのは苦行に近いものがある。
規則正しく上昇する美しい渦巻き、しかし、次の瞬間、
微妙に異なるだけやっかいな、ただの同じ形の繰り返し…。
単調な形を彫り出す作業に退屈してルーチンワークになったり、
ルーチンになったり、美しさに感動したり、ルーチンになったり…。
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緑・青系はプルシャンを使った。
くせものプルシャン。テンペラと違って油絵の具のプルシャンは、
上層部に乗せると本領発揮と言わんばかりに鮮やかに発色する。
大きく影部分に色をのせたところで終了する。
足らない場所もあるが、繕い作業を嫌う。
今の勢いで終了しようと決め、サインを入れる。
by HPY
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