日常些細事
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2004年01月16日(金) 麻薬の恋

 知り合いの女性が本を出した。
『麻薬の恋』という小説である。
 著者は林新(はやしあらた)さん。もちろんペンネームだ。
 本の帯には
「高校教師と女子高生の禁断の恋 日記風に描いた幼い愛の行方は?」
とある。
 恋愛小説なのにサスペンスもあり、なかなかおもしろい。
 私は短歌の結社に入っているため知人が本を出すのは珍しくないのだが、彼女はそういった文芸の集まりには無縁の人である。だから自費とはいえ突然の出版には少々驚いた。旅行関係の会社に勤めるとても忙しい人なのに(家にもあまり帰れないほど)よく執筆の時間があったものだ。根性と情熱の賜物であろう。
 本人の弁によると「20代の記念に書いた」そうだ。
 私は計画性の無い行き当たりばったりの性格だから人生の節目に何かする、というようなことは一度もない。
 年齢に関係なく、こういうしっかりした性格の人は無条件に尊敬してしまう。
 きっと30代の目標というものもすでに決めていて、間違いなく実行するのだろうな。

 『麻薬の恋』は定価800円(+税)。健友館というところから出版されている。
 全国の有名書店に置かれているそうだ。
 ちなみに岡山県では紀伊国屋書店と宮脇書店にある。
 見かけた方は一度手にとってみてください。


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