後悔日誌
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2009年08月15日(土) 立山


せっかく富山に来たんだから。
ハイシーズンの立山を逃す手はないと思い、登山することにした。

富山駅から2両編成の黄色い電車で立山駅へ。
そこからバスに乗り換えて室堂駅まで。
気がつけばもう、2450mなんていう高地。
青空に山の緑が映え、とても綺麗に見えた。


山頂までは普通に歩いて2時間くらい。
いまどきの女の子や、小学生くらいの子供たちが普通に登っている姿に驚きながら進む。
石畳の道を進んで、一の越という山荘を過ぎると岩の急斜面になった。

見晴らし抜群、どこでも絶景。
黒部湖を眼下に見ながら、頭を出す富士山や槍ヶ岳の姿を楽しんだ。

富士登山に比べれば、それこそあっという間に山頂に到着。
一等三角点のあるところは実はピークじゃなくて、立山神社本宮が3008mの頂点。
参拝料500円に動揺しながらも、上まで行くと…。

ちゃんと神主さんがいて祈祷してくれるんですネ。
最後はお神酒をどうぞ、と言われて杯のお酒を素直に飲み干した。


実は立山は信仰の山で、富士山、白山とあわせて日本三霊山と呼ばれている。
昔から越中では大人になった証として立山に登るという習慣があって。
立山の神仏に参拝に行くのが入山の目的で、”立山登拝”と呼ぶそうだ。


下り道。
前を歩いている子供たちが雷鳥のことを話しはじめた。

まさか…。
そう思って、周りの人に聞いてみると。
「親子で歩いていたの見てませんか?」とのこと。
気がつかなかったナァ…。

立山で清酒「立山」を飲もう。
なんて不純な動機に、頂上ばかり見すぎていたのかもしれないネ。

ちょっと悔しいところもあったけれど、今度は子供と来てもいいな。
なんて、思ってみたりして収穫のある山登りになった。


再び戻ってきた室堂駅。
近所には”みくりが池温泉”なんていう掛け流しの硫黄泉もあるし。
名水100選に選ばれた雪解け水もあるし。
あっという間に時間が経ってしまう。

さすがは、富山県民が誇る心の故郷。
羨ましいな、と思った。



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