後悔日誌
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2009年11月04日(水) 解散


次々に発症する仲間たち。
夜を重ねる毎に患者が増えていき、その対応に追われていた。

狭い船内。
閉鎖された空間に、乾いた空気。
ウイルスにとっては絶好の環境なんだろう。
できる限り、発症者は隔離して。
それから暖房に加湿も加えるけど歯が立たない。

決断。
緊急入港。


もう連鎖反応は止められない。
始まりはたったの1人だったのに、2日目で4人発症。
それが3日目で14人、4日目では23人に膨らんだ。
ここまでくると、予防しようがなく解散以外に道がない。
健康な者は自宅で待機となった。


すっかり予定も狂ってしまい、今後の予定を立て直しながら。
ちょこっと乾いた咳をしてみたりした。

この3日間くらい、一生懸命看病したりベッドを作ったり。
ずいぶんウイルスと接したから、貰っていてもおかしくないと思う。

妊婦と幼児が待ってる家に、やっぱり帰れないよナァ…。


溜まっていた仕事に少し向き合おうと思いながら。
椅子の上で眠りに落ちた。



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