- 2011年01月17日(月) 冷夜
職場の懇親会。 雰囲気に飲まれ、日本酒とウイスキーをがぶ飲みした。 記憶はしっかりしているけど、まともにしゃべれない、歩けないの状態だったらしい。
友人に預けたカバンを、すっかり店に忘れたと思い込んで探しに行ったり。 そういえば、財布も無くなったり。
遠い道のりを歩いて、ようやく埠頭に着いたもののゲートは開かない。 警備員常駐の時間をとっくに過ぎていたから、諦めて道端に寝っ転がった。 吹きっさらしの風の下、いくつか見えた星が綺麗だった。
ISPS岸壁。 主に外航船が係船する岸壁で、フェンスに囲まれて自由に出入りができない所。 身近な例でいえば、空港の保安区域に似た取り扱いで使い勝手が非常に悪い。
遠くにクレーンの動く音。 時折聞こえるコンテナの金属音。 なんだかややこしい港だな、と思った。
早朝、3時30分。 異常な寒さに目を覚ますと、コンクリートの冷たさが痛い。 このままじゃまずいと歩き始めると、たまたま警備員が来て、ようやくゲートを通過できた。
助かった…。 船内で体を温めて、水分を補給していると今度は胃が暴れ出す。 久し振りに洋式便所と会話をした。
日記を始めた頃は、こうしてよく後悔してたけど。 成長できないもんだネ…。
おまけ ISPSとは、International Ship and Port Facility Security codeのこと。 同時多発テロ以降、船舶へのアクセス管理や貨物の取り扱いが、厳しく管理されている。
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