本日のぐるぐる

2002年03月02日(土) 「指輪物語」

 話題の映画「ロードオブザリング」を見る。
原作のトールキン「指輪物語」は未読。
この作品にしろ、「ナルニア国物語」にしろ、ある年齢までに読んでおかないとその機会を逸してしまう小説って世の中に存在するのかも、と思う。
 去年、一念発起して同じくトールキンの「ホビットの冒険」を読んだ。
その時続けて読んでおけばよかったなあ、と今更ながら後悔。
全然知らなかったんだけれども、「指輪物語」って「ホビットの冒険」の続編とも言える作品だったのね。
 ストーリーは、全てを支配する力を有する指輪を偶然手に入れた、ホビットのフロドが、人間・エルフ・ドワーフなどの力を借りて指輪を消滅させるというもの。
指輪を奪おうと現れる敵役にはオーク・トロールなどなど…
RPGやファンタジーに慣れ親しんだ者ならば、聞きなれた言葉のオンパレード。
実はこの作品こそがその源流なのね。
ファンタジー小説の世界最高にして最古の古典、らしい。

 映画自体は3時間という長時間にも関わらず、飽きさせずに面白かった。
2時間程は本当に時間を感じなかった。
でもやはり、この長編ファンタジーを映画3本で描き切ろうとすることには、無理があるのかも。
登場人物の背景、人間関係、そして前作「ホビットの冒険」からのエピソードなど3時間で理解し、感情移入するのはちょっと困難。
私は「ホビットの冒険」を読んでいたし、登場人物の性格や背景を事前におおまかに頭に入れていったので、何とかストーリーに付いていけたという感じ。
 まあ、英語圏では古くからのベストセラーだから、元々観客に予備知識があるということを踏まえて描いているのかもしれないけれど。
 次作公開までには、原作を読み終えておこうという気になった。
色々問題点はあっても、面白かった事には変わりないもんなあ。
うし、頑張って読もう。
っていつになるかなあ…


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shiro [MAIL] [HOMEPAGE]