本日のぐるぐる

2004年11月04日(木) ユニークな視点。

 先週、NHKBS7チャンネルで「BSアニメ夜話」がやっていましたね。
月曜から木曜の5日間、一夜一タイトルを取り上げ、アニメを語るという番組。
そこで「機動戦士ガンダム」を取り上げてました。
一夜といわず何夜でも話が盛り上がりそうなこの作品。
今回は一人、ユニークな視点を示してくれたパネラーがいて、とっても面白かったな。
それは作家福井晴敏。
「終戦のローレライ」や「亡国のイージス」などの作者さん。
テレビ慣れしていないから、ぼそぼそと抑揚が無い語り口。
でも言ってることはめっちゃ興味深い!
「ガンダムは、変身物の一種のバリエーション。
無力な自分を象徴するアムロが、ガンダムという兵器でヒーローに変身する。
その変身という行為に兵器を用いたことで、子供のみならず大人の鑑賞に堪えうる作品として成立した。」とか、
「シャアの台詞、あれ、ほとんどが独り言なんですよね。
絶えず自己確認しないといられないんでしょう。」
とか。
うろ覚えですが、こんなことを発言してました。
特にシャアに関することは目からウロコ。
なあんだシャア、結構精神的に弱い人間なのかも。

作家になる人の切り口ってやっぱり独特なんだなあ。
話を聞いていて、ああっそうも読み取れるんだ、とはっとさせられました。
福井氏の作品にちょっと興味出てきたかも。
今度図書館で借りてこようかな。


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shiro [MAIL] [HOMEPAGE]