先週、NHKBS7チャンネルで「BSアニメ夜話」がやっていましたね。 月曜から木曜の5日間、一夜一タイトルを取り上げ、アニメを語るという番組。 そこで「機動戦士ガンダム」を取り上げてました。 一夜といわず何夜でも話が盛り上がりそうなこの作品。 今回は一人、ユニークな視点を示してくれたパネラーがいて、とっても面白かったな。 それは作家福井晴敏。 「終戦のローレライ」や「亡国のイージス」などの作者さん。 テレビ慣れしていないから、ぼそぼそと抑揚が無い語り口。 でも言ってることはめっちゃ興味深い! 「ガンダムは、変身物の一種のバリエーション。 無力な自分を象徴するアムロが、ガンダムという兵器でヒーローに変身する。 その変身という行為に兵器を用いたことで、子供のみならず大人の鑑賞に堪えうる作品として成立した。」とか、 「シャアの台詞、あれ、ほとんどが独り言なんですよね。 絶えず自己確認しないといられないんでしょう。」 とか。 うろ覚えですが、こんなことを発言してました。 特にシャアに関することは目からウロコ。 なあんだシャア、結構精神的に弱い人間なのかも。
作家になる人の切り口ってやっぱり独特なんだなあ。 話を聞いていて、ああっそうも読み取れるんだ、とはっとさせられました。 福井氏の作品にちょっと興味出てきたかも。 今度図書館で借りてこようかな。
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