あと10年もすれば、テレビのプロ野球中継はなくなっているかもしれません。
今年、低迷を続けている巨人戦中継は、
先日には遂にヒトケタにまで落ちこみました。
各局、ことに巨人の系列である日テレあたりは視聴率アップに躍起の模様ですが、
でも、まあ、無駄でしょう。
プロ野球そのものに関心や魅力が薄れているときに、
野球以外の要素を導入する事がどれだけ効果があるのか疑問です。
かつてゴールデンタイムで高視聴率を誇ったプロレス中継が
現在の深夜時間帯へと追いやられたのと同じ道を
遂にプロ野球中継も辿り始めたように思えます。
今までプロ野球人気、特に巨人人気を支えてきたのは
所謂ON全盛時代からの中高年ファン層だと思います。
逆に言うと、今日に至るもプロ野球の中心は常にON、
とりわけ長嶋茂雄だと言う事です。
確かに長嶋は稀代のカリスマです。
しかし当然のことながら長嶋も年をとるし、
そして長嶋世代のファンも年々高齢化して行きます。
こうしたプロ野球の旧態依然としたあり方に
若い世代が興味を持てなくなっている状況があると思います。
加えて、プロ野球が娯楽の王座だった時代と異なり、
現在では多様な愉しみが存在しています。
読売主導のプロ野球、そして巨人中心主義、
更にはいつまでも長嶋の過去の栄光と名声にすがっているやり方が
愛想を尽かされるのも理の当然と言うべきでしょう。
また、そもそも野球というもの自体、
観るスポーツとしては極めて退屈なものでしょう。
試合時間の殆どはダラダラと動きもなく費やされ、
プレー時間は実際にはほんの瞬間的です。
特にやたらと投球の間合いやら何やらの多い日本の野球は
スローモーなこと甚だしいものです。
これが歌舞伎や能に繋がる様式美の日本文化の伝統と
関係があるのかないのかわかりませんが、
少なくとも眠気を催しかねない緊張感のなさです。
こうした事も時代に合わなくなっている要因か?とも思える次第です。
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久し振りに書いたけど、なんか、滅茶苦茶できが悪い文章ですね。
まあ、どうせ誰も読んでないからいいか(笑)
ではでは。