昨日の日記を今日書く。ずっとそんなことが続いているが、
そんなことをしても今日が昨日になるわけではない。
どちらかと言えば、それは冷蔵庫の整頓に似ている。
物事が互いにひしめき合っているのを、
パリパリパリパリと引き剥がすのだ。
それほどでもないものは捨て、
まだ食べられるものだけを残す。
実際は食べられるものなど何もないような気がするが、
でも何も食べないわけにもいかない。
というわけで僕は誰に乞われるまでもなく書いている。
それはこればかりでなく、また違うもの、また違う状況に於いても。
何のためにかについてはロマンチックな動機しか思いつかないけれど
その執着たるや存外にワイルドなのだ。
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