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ラヂオスターの悲劇
トマーシ
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2003年10月25日(土)
声 城達也

 随分昔には、ラジオをよく聞いた。その昔にはラジオは共通の話題。 何でも最後の75年生はやはりここでも。というのもきっとオールナイトニッポンは僕らより後ろの世代ではもはやナンセンスなのだから。ラジオを聴くために夜更かししていたのも今ではもはや信じられぬ。中学生はよくよく不思議な生き物だ。ことに田舎の中学生の場合は。そう、はるばる田舎から都会に出てきた様々な人たちはきっとまずはそれら全てを破壊し尽くさなければいけないのだ。それを喜びつつ・・・怒りつつ・・・憎しみつつ・・・。だってそれが全部嘘だなんて、誰が信じただろう?でも本当に嘘なのだから仕方ない。しかも一通りセイセイした後には、また作り直さなきゃいけない。でも符合しないものを無理矢理あわせたくはないと、で、待ってばかり・・・
 まぁ、そんな時代だったともいえる。でもそんな風に押し付けたくもないので、まぁそんな10年だったのだ。
 そんな10年に僕が見つけた、いくらかでもましなものはただ一つの恋だけ。あとはガラクタ。でも城達也のジェットストリームは実に素敵なラジオ番組だった。ラジオばっかり聴いてた時代で唯一取り戻したいものといえば、城達也のあの声、そしてあの間。まるでプラネタリウムみたいに素敵なのだ。