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ラヂオスターの悲劇
トマーシ
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2004年01月01日(木)
小道具としての缶コーヒー

「何だって出来る。」

 それは高層アパートのベランダでのこと。缶コーヒーを握りしめて吐く言葉としては上等だ。うら若い女の子。隅にはベゴニアの鉢。洗濯物は取り込まれている。風に泣くものとて彼女の長くて細い髪ばかり。