父の初盆という事で葬儀の際にお経をあげてくださったお坊さんのお寺で行われた合同の法事へ参加しました。 その近辺ではわりと名のある古くからのお寺という事もあってか沢山の方々が来られていましたが、私達を含め喪服の人はほとんどいなくて、どうかするとTシャツ&ジャージ+首にはタオル、というゴミ出しにでも行く時みたいな格好の方もいらっしゃったりと、とにかくまぁ大変カジュアルな空気の中とり行われた法事でありました。
私も次第に町内の行事か何かに参加している様な気分になってきて前日まで抱いていた緊張感もどこへやらって感じで、読経に耳を傾けながらも頭の中では(あら、あの一番端にいるお坊さんはまだまだ若そうだしなかなかセクスィーかも・・・今にして思えば住職の嫁というのも良かったわね・・・)とかそんな事を考えてたりしたし、お義姉さんはお義姉さんで授業中コッソリと先生の目を盗んで何かやろうとする時の学生の様な顔でみんなに飴を回したりとかしちゃってたし、クンはクンでお義姉さんに貰ったシゲキックスの刺激に耐え切れず私の掌目掛けてそれを吐き出してくるしで、私達一族も御多分に漏れずカジュアルでございました。
そんな風だったものだから、父もさぞかし恥ずかしがっていたんではないか、もしかしたら私達のあまりに不信心な態度にヘソを曲げてあちらへ引き返しちゃったりしたんじゃないかと後から心配になったりしたのですが、この日の夜、棺の中で突然パチッと目を開いた父がムックリと上半身を起こしてキョロキョロと周囲を見回し、私と目が合うやいなや(ヨッ♪)とでも言ってる様なアイコンタクトをしてくる、という、まるで志村けんさんのコントみたいではありましたがそんな夢をみたので、やはりお盆はお盆なのかもしれません。
|