先月一緒に占いへ行った独身EカップのTちゃんと再びお会いして、お茶したりご飯食べたり飲んだりしました。
ご飯を食べていた時にTちゃんが話していたんだけど、彼女にはまだ小さな甥と姪が一人ずついて、その子達が、例えば保育園で周囲の子供達の輪にスッと溶け込めなかったとか、そういった障害とも試練ともとれる出来事に出くわす度に、ほんの些細な事であるとは解っていてもいたたまれない気持ちになってそれらすべてを遠ざけてあげないと気がすまない様な心持になってくるんだと、だから、自分はとてもじゃないけど子供を育てていくのは無理だろうと思ってしまうんだそうです。
まぁ彼女の場合はまず結婚が先であるんだけど、すでに子育て中のお母さん達の中にも似た様な事を考えている人は少なくないのかもしれないなぁとぼんやりと思いました。 私は冷めてるのかもしれないけど、そういう感情に悩まされた事はほとんどないかもしれない。 確かにピーが小さい時は漠然とした不安が更なる不安を呼んで、いても立ってもいられない暗澹たる気分になったりした時はあったけど、ある時期から自然と、すべて断ち切ったというか諦めたというか開き直ったというか。
わりとよく聞く様に「親が不安だと子供は余計不安になる」というのも勿論なんだけど、私はそれ以上に、子供の立場になって考えてみて、自分の事でモヤモヤモヤモヤ気を揉んでいる親の姿というのは理屈ぬきに何だか少し鬱陶しい気がする様に思ったし、ましてやそれを、良かれと思ってであるにしても“親が思うところの安全な方”へ導かれるなんて、それは大人の自己満足でしょうと、そんな気がするのです。 もっと突き詰めれば、男女の情愛ならいざ知らず、親子間において相手を思っているつもりが単なる自己愛にすぎなかったなんていうのは嫌なのです。 往々にして起こりがちな事だとも思うんだけど。
そんなこんなで、愛ってむつかしいねぇ、とその後も延々と話して最後に出たのは、どうしてかしら、「せいぜい40代くらいで性欲が無くなったらいいね」という結論でした。
|