in my room

2001年10月12日(金) だめ街道まっしぐら。

だめだめ。

太宰治の思想、世界観影響を受けまくりの、いまどきかっこ悪い代物しか日記に書けない。
ほんとにいまさらって感じで、情けないよね…。

日記、やめようかと思ったが、それも記録として残すこともありかと。


やっぱり、5冊ほどいっぺんに読んでしまったのが、悪かったか?
あの、自分にだけ語りかけてくるような柔らかな文章。
読みやすく、ずぼずぼはまり込める。そして内容は、すべてに強く共感できそうな、しかし、時々油断すると、とんでもないこと言ってて、強烈な拒絶したり。

感染力というか、脳内浸透力は強力なものがある。

「トカトントン」の音を頭に思い浮かべては、この日記を破棄したいと思い、「佐渡」に無意味に行って、切なくあほらしくなってみるのもいいと思ったり、自伝的短編「思い出」を読んで女中のある暮らしにうらやましくなったり。

でも、「畜犬談」は、かなり面白かった。interestingではなくfunnyって意味では唯一。
結末も清涼感あるし。
ま、これは気持ちが暗くならないから、万人に読んで欲しい。
文庫本の「きりぎりす」に収録されているので、良かったらぜひ。



でも、個人的には暗い小説が、ほんとの快感だったり。女の人が主人公で悩みを告白する形態のやつが特にいい味だしてる。

悲劇、ホラー、バットエンド、好きだから。


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