in my room

2002年01月21日(月) おれたちと一緒にいこうぜ!BY化学兄弟

強制的にケミカルブラザーズの話。
そのことしか書いてないので読みたくない人は、ここでドロップして。



発売日の一日前(つまりはきのう)、ケミカルブラザーズ待望の4thアルバム「COME WITH US」を買ってしまった。
1/28発売の輸入版の方が500円以上安いというのに、この一週間のインターバルが我慢できない。
まあ、それ以上の価値があると期待してるから、ぜんぜんいいんだけどさ。

今日は、誰がなんと言おうとケミカル祭。
みんな、HMVとかWAVEとか、いやVIRGINがあればケミカルの所属レコード会社だからその方がいいけども、とにもかくにも突っ走って洋楽売場に行くべし!!!!
ケミカル祭が催されてるはずだから!
(って僕が言っても誰もいかねーのはわかってる…)

もうCD買っちゃったけど、池袋ほんと行きたい。
売場見て、ひとしきり盛り上がりたい。


じゃアルバムの最速レビューいくよ!
COME WITH ME!!!

一曲目。
タイトルチューン「COME WITH US」。
大脱走。おめーら、早く逃げろ、つっこめ。
おとなしめの前作より、邪悪なビートを繰り広げるぜ宣言だ。
重低音ドラムの連打、連打!!
「わっ、わっ、わっ」の掛け声!!
すげー曲。

二曲目。
先行シングル、「IT BEGAN IN AFRICA」。
野獣のようなプリミティブな衝動を思い起こさせる、リズム。
マックスまで振り切れている。すべてが、振り切れている。
閉塞感、破壊願望さえも、満たすような。

三曲目。
「GALAXY BOUNCE」。
ぅおっ、ぅおっ!
はずんでるね!

そして、四曲目。
超名曲、邪悪な化学的ビートに良質メロディーが神がかり的に調和した「STAR GUITAR」。
宇宙船から、希望の星を見つけたときのBGMに使ってください。
しあわせな気持ちを音にしている、しあわせな曲。

五曲目。
「HOOPS」。
たるんだボーカルに、ゆるゆるの演歌的メロ。
しかし、中盤から突然目が覚めたのか、パリッとしてきて、犬まで吼えはじめる。

六曲目。
マリスミゼルっぽい、オルゴール的ピアノメロディーから始まる。
薄幸の王女が、病弱な自身を悩み、森で彷徨っている。
それに、ケミカル大好きな爆破音が組み合わされて、こりゃ新しいかんじ。

七曲目。
もはや、おなじみとなった高音が最高に美しいベスオートンがボーカル。
幸せの中に、哀しみを感じる。
光が消える前の、一番明るい輝き。そんな、せつなさ。

八曲目。
「DENMARK」。
ケミカルが持つデンマークのイメージって、こんなんなの?
どちらかというとシンプルで力強い、男性的な曲。
僕はデンマーク、人魚姫とかフィメールな国だと思ってたけど。

九曲目。
「PIONEER SKIES」。
君にも希望の星が見えてきたかい。
終着駅は近いよ、エンディングみたい。

そして、最後の十曲目。
「THE TEST」
チベット密教のような怪しげなボーカルが特徴。シングルにしてもおかしくないようなパワー溢れてる。
最後の曲というよりは、ボーナストラックもしくはアンコールといった風合いだ。


そして、そして。
CD−EXTRAで「STAR GUITAR」のプロモーションビデオが入っていたので、早速パソコンでみるみる。
最初は、電車の車窓から、外の光景を眺めるという何の変哲もないPVに見えた。
ところが、じっと見ていると、密かに画面がループしているではないか!!
さっきから、ちょっと赤い服の人が何度も写ってるなと思ってたら。
まったく、油断も隙もない。
また、ドラムのリズムと家の通り過ぎるのが連動していた。
たとえば、
「ドッドッ、ドッドッ」
だと、家を二軒、二軒と通り過ぎ、
「ドッドッドッ」
だと、家が三軒過ぎ去っていく。
「ドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッ」
とドラムの連打のとこでは、その数の家がちゃんと通り過ぎるのには思わず笑った。


最高傑作には違いない。
これを聞いたら、
ファーストは質素すぎ、セカンドはうるさすぎ、サードは高尚すぎるように思えてきたのだから。


大英帝国万歳!chemicalbrothers万歳!!


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