日記の第1回でもちょっと触れたが、 私の父は致命的に文章が下手だ。 どのくらいヘタかというと、例文。
これからわ暑い気節になりますがハチにさされたとき 皆さんはどうします
… この短いセンテンスの中でいったいいくつ間違いを 犯しているのか。 当たり前のように助詞の「は」「を」を「わ」「お」と書き、 文章に句読点を入れず、質問しといて最後に問いかけを入れず 漢字は間違えるし書けない字が多い。 さらに暴露すれば、 大声は「おおごい」と書き、ボーリングを「ボリン」と書き、 役場に出すような文章にも平気で「ぼろっきれ」と口語をかます。 … アンタは江戸時代の農民か平安貴族かーーーーーーーーー?!(怒) (注:平安文学はかな文字、口語文、句読点なしです)
何がスゴイって、今までこれで生きてきてしまったことだ。 父よ、よくぞリストラされないで家計を支えてくれた。 ある意味、すんごい偉業だと思う。
この血が半分私の中にあると思うと妙な気分だ。 かえるの子がかえるだと言い切るつもりもないけど、 トンビがタカを産む数だって限界があると思うから、 嬉しいやら悲しいやら。 ここまで(別方向に)突出した文才というのは レア好きとしては嬉しいが、単純に物悲しくなるのも確かだし、 今後、私の中でこの父の血がどう作品に影響していくか、 我ながらミモノだと思う。
というか、本気で父の日記が見てみたい(笑)
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