日常喜劇

2001年07月30日(月) 父の文才


日記の第1回でもちょっと触れたが、
私の父は致命的に文章が下手だ。
どのくらいヘタかというと、例文。

これからわ暑い気節になりますがハチにさされたとき
皆さんはどうします


この短いセンテンスの中でいったいいくつ間違いを
犯しているのか。
当たり前のように助詞の「は」「を」を「わ」「お」と書き、
文章に句読点を入れず、質問しといて最後に問いかけを入れず
漢字は間違えるし書けない字が多い。
さらに暴露すれば、
大声は「おおごい」と書き、ボーリングを「ボリン」と書き、
役場に出すような文章にも平気で「ぼろっきれ」と口語をかます。

アンタは江戸時代の農民か平安貴族かーーーーーーーーー?!(怒)
(注:平安文学はかな文字、口語文、句読点なしです)

何がスゴイって、今までこれで生きてきてしまったことだ。
父よ、よくぞリストラされないで家計を支えてくれた。
ある意味、すんごい偉業だと思う。

この血が半分私の中にあると思うと妙な気分だ。
かえるの子がかえるだと言い切るつもりもないけど、
トンビがタカを産む数だって限界があると思うから、
嬉しいやら悲しいやら。
ここまで(別方向に)突出した文才というのは
レア好きとしては嬉しいが、単純に物悲しくなるのも確かだし、
今後、私の中でこの父の血がどう作品に影響していくか、
我ながらミモノだと思う。

というか、本気で父の日記が見てみたい(笑)


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牛良 [MAIL] [HOMEPAGE]

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