ヨシナシゴト

2001年06月27日(水) Kanon大好き!

 突然ですが私はKanonが大好きです。本当です。もしKanonに出会っていなかったら少なからず私の人生は変わっていたでしょう。それくらい大好きです。大ファンです。

 ん? 何か貴方は勘違いをなさっていませんか。

 私が大好きなPSOを大好きな方々の一部(大半?)が大好きなKanonは私は大好きではありません。部活で作っている部誌がそんな内容ばっかりで私のわからない世界になってしまった辺りしか接点はありません。
 数年前にTo Heartという文字で埋め尽くされたときにもわからない世界になりました。どうやら私のわからない世界は沢山あるみたいです。四次元ポケットの内側とか。

 話がずれました。
 私が言うKanon、英語ではCanonと言うのですが、これはドイツの名オルガニストであるヨハン・パッヘルベル…Johann Pachelbel (1653-1706)が作曲した「通奏低音を伴った3つのヴァイオリンのためのカノンとジーグ」の中のカノンの方を意味します。

 わかりやすく言いますと、どなたでもおそらく聞いたことくらいはあるだろうクラシックの名曲「カノン」のことです。
 ヴァイオリンによる三重奏は、四小節遅れの厳格な三声カノン(「カノン」と言うのは、一言でいうと輪唱やその変化版のこと)となっており、中でも冒頭の4小節分の低音部は、同じ繰り返しが28回も登場し、この曲の土台となっています。

 技巧的に素晴らしく、それでいて曲自体が素晴らしい。

 初めて聞いたときから、私の中で最高の楽曲となりました。その想いは今も全く変わっておりません。この曲に出会っていなければクラシック好きになることもありませんでしたし、ピアノ(モドキ)をやろうなんて思いませんでした。まだKanonなんて難しい曲は全く弾けませんけどね。駄目じゃん。

 しかし、新世紀エヴァンゲリオンの映画版で印象的に使われKanon好き=知った風なアニメオタクという図式が出来上がった時は酷く憤りを感じました。当時の私はアニメをよく見ていたので、エヴァから好きになったのだと思われること思われること。本当に頭に来ました。別にエヴァ自体は嫌いじゃなかったのですが劇場版は見ていません。
 ああ誤解されると困るのですがエヴァからカノンを好きになった方もいらっしゃると思いますし、それはそれで構わないと思いますよ。ただ元から好きだった人もちゃんといるんだぞ、と言いたい訳です。

 そして携帯電話が流行し、着信メロディでKanonをよく聞くようになりました。最初は、みんなこの曲の良さに気づいたから使っているに違いないと思っていたのですが、流行りすぎていつの間にやら「着メロがKanon=自主性が無いイケてない奴」というレッテルが貼られるようになりました。
 私の携帯電話は骨董品でして着メロなんて良いものは使えないのでそう思われずに済んでいますが、買い換えたらいつかはKanonを着メロにしてやろうと思っていた私はどうしたら良いのでしょうか。


 JavaだFOMAだというこの21世紀のご時世に着メロが使えないという時点で私が間違っていましたねすみませんごめんなさい。


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