ヨシナシゴト

2001年06月28日(木) キーボードとビートマニア

 昨日は見方によってはエヴァからKanonファンになった人を見下したようにも取れる日記だったので(もちろんそんなつもりで書いたわけではありませんが)、今日はその分自分を見下した文章にしたいと思います。なぜこんな事をいちいち断るかといいますと、要するに書き出しを考えるのが面倒くさかったという事です。

 さて、昨日の日記でも少しだけ書きましたが、私はピアノ…というか、キーボードというか、とにかくそんな感じのものを二年くらい前からときたま趣味でやっています。
 なぜピアノやキーボードと言い切れないのかといいますと、安物のCASIOキーボード(べつに光ったりはしません)を使ってクラシック系の曲ばかり弾い(たつもりになっ)ているからで、これをなんと呼んだら良いのかわからないんです。フットペダルも持ってないし。

 そもそも我流なうえ下手なので「やっている」なんて言えたものではありませんけどね。最近は「エリーゼのために」を練習しているのですが(と言っても熱心にやっているわけではありませんが)、この曲の難しい場所(有名なメロディじゃないパート)を両手で弾くのはまだまだ夢のまた夢であるといえばピアノ経験者はどれほど下手なのかご理解いただけると思います。

 で、私と親しい方のなかには「二年くらい前」というところから既にお察しの方もいらっしゃると思いますが、私にとってキーボードを始めるきっかけは、ニ、三年前に流行ったコナミの音ゲー「Beatmania」と深く関係しています。
 世間ではこういう理由でこういう事をする人間を「勘違い野郎」とか「無謀な阿呆」と言います。全くその通りだと私も思います。今日の日記は個人的になかなか恥ずかしいカミングアウトです。

 ただ、ビートマニアだけが要因ではありません。昨日書いたとおり、私はパッヘルベルのカノンが大好きでして、前々から「いつかはこの曲を自分の手で演奏したい」と思っていました。その思いと、たまたまビートマニアが上手く出来た(手先が器用であるという事とダブルプレイ(1P、2Pの両方を一人でやるやり方)により両手がバラバラにある程度動くという事の二点は証明された、と考えた)辺りと大学を卒業しちゃったらそれどころじゃなくなるだろうなという点から、キーボードの購入に踏み切ったわけです。

 「カノンはヴァイオリンだろうが」とか言われると全く反論の余地がないのですがヴァイオリン高いし。あんなんできないし。レッツ日和見。

 そして今、キーボード購入からしばらくが経ったわけですが…ビートマニアプレイヤーの皆さんに朗報(?)です。ビートマニアとピアノ(キーボード)には確実に接点があります。特にダブルプレイプレイヤーはそうでない普通の人に比べ、確実にピアノやキーボードに対して大きなアドバンテージがあります。
 マニアックな言い方をすると、ドラムマニアと電子ドラムくらいの違いだと思って良いでしょう。キーボードの「間隔の感覚」が掴め、楽譜が読めるようになれば(最初は技術よりもこれに手間取る)、ちょっと難しくてお金のいらないビートマニア(もしくはキーボードマニア)にはやがわりです。いやまぁ、動体視力によるもぐら叩きに重きを置いてビートマニアをやっている方だとちょっとアレかもしれませんけど…。
 
 ちなみに、私ですらキーボードを買って一週間足らずで一応は簡単な曲が弾けるようになりました。その一週間のうちの殆どは譜面を覚えるための時間だったので、楽譜が読めればもっと楽だったでしょう。

 ただ、前述の通りフットペダルが無かったり、タッチレスポンス機能くらいはありますが所詮はCASIOだったり、鍵盤もフルのピアノに比べると少し足りなかったりと、ある意味、まだキーボードマニアの域を出ていないかもしれません。

 余談になりますが、鍵盤が足りないのは後悔しています。なぜなら、Kanonが完全には弾けないのです…。ちょっと音の悪さも気になりますし、新しいのが欲しい今日この頃です。でも電子ピアノって馬鹿高いので買えません。誰かください。

 ビートマニアはやりこみすぎて飽きた、というビートマニアマニアさんは、キーボードをやってみるというのも一興だと思います。面白いですよ。


 できなくとも責任はもちません(責任逃れは忘れません)。


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