今日は久しぶりにFFXを起動しました。中盤の盛り上がるシーンとエンディングを見ようと思いましてその辺りのセーブデータから続けていたのですが、まあすごい事すごい事。以前この日記で褒めちぎったことがありましたが、あれはどうやら一時の気の迷いでは無いようです。
私の拙い日本語ではネタバレさせずにどこがどう凄くて感動したのか等という事は伝えようが無いのですがそれでも敢えて無理矢理書きますと「CGによる完璧な、表情や仕種の微妙な演技」とでも表現しましょうか。 役者の演技は完璧には成り得ない。これは当たり前のことです。しかし、CGの演技はドット単位、ポリゴン単位で修正が可能です。髪のなびき方一つを取っても「完璧な風」を吹かせられるのです。それを30〜40時間程度のストーリーに盛り込んで行った結果、私は感動したのです。 もちろん、FFXのCGは本物と見まがうなんてレベルには達しておりません。ムービーシーンはとても綺麗ですが、誰がどう見ても本物ではありません。ですが、アニメよりもリアルで綺麗ですし、実写では決して作り出せない完璧な演技を見せてくれました。その中間点の取り方の勝利と言いますか、正直、私が心底このゲームにはまるに至ったシーンはものの1分に過ぎない…どころか5秒? まあそんなものなのですが、それまでの正直くだらないとも思える物語たちを自分の中できちんと「行間を読む」事ができた上でそのシーンを見ると、もう物凄い感動を覚えてしまうわけなのです。私が行間を読みすぎただけという可能性もありますがどちらでも構いません。私はそう読んで感動できたのですから。
でも、やっぱりゲームじゃなくてムービーオンリーだったらもっと感動できたかなーなんて思ったりも。人形劇シーン多すぎ無駄な強制戦闘多すぎ戦闘中のエフェクト多すぎ。合計10分のムービーを見るために3時間かかるとは……。
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