★柄刀一。 『殺意は砂糖の右側に』

柄刀作品、『ifの迷宮』に続いて二作目挑戦。
(だって他の長いから・・・)
うーん、全然違った印象で、驚き。
軽く読める連作短編集の主人公は、知能指数190,生活能力0の
龍之介くん。
こういう設定はよくあるが、龍之介君は思いきり天才であるにも
関わらず、なんだかぽや〜んとしていて、それが良い感じ。
願わくばもう少し個性出してもよかったかなあ。光章さんも。
それにしても・・・世の中にはしらんことがたくさんあるものだ。
そういった専門的な謎が、いとも簡単に日常のすぐ隣にあるとは。
一番好きな作品「銀河はコップの内側に」。
子どもに見せたいし、自分も見たい、コップの中の銀河。
ペーパークロマトグラフィーが出るに当たっては、懐かしさを
通り越して笑ってしまった。あったあった、そういうの。

龍之介くんは、まだ再登場する雰囲気である。
長編など出ないかしら。
2001年08月27日(月)
By ちゃいむ

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