柄刀作品、『ifの迷宮』に続いて二作目挑戦。 (だって他の長いから・・・) うーん、全然違った印象で、驚き。 軽く読める連作短編集の主人公は、知能指数190,生活能力0の 龍之介くん。 こういう設定はよくあるが、龍之介君は思いきり天才であるにも 関わらず、なんだかぽや〜んとしていて、それが良い感じ。 願わくばもう少し個性出してもよかったかなあ。光章さんも。 それにしても・・・世の中にはしらんことがたくさんあるものだ。 そういった専門的な謎が、いとも簡単に日常のすぐ隣にあるとは。 一番好きな作品「銀河はコップの内側に」。 子どもに見せたいし、自分も見たい、コップの中の銀河。 ペーパークロマトグラフィーが出るに当たっては、懐かしさを 通り越して笑ってしまった。あったあった、そういうの。
龍之介くんは、まだ再登場する雰囲気である。 長編など出ないかしら。 |
| 2001年08月27日(月) |
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