少し前に『おかしな二人』を読んだところだったので、ちょっとは 印象が変わるかと思ったら、結構楽しめた。 (というかもうどっちも忘れている) 奥付を見ると、昭和60年とあるが、今でも全然遜色ない。 まあ今の時代、おこちゃま方もケータイを携帯するようになって きているので、「長電話」とかは時代にそぐわないのかもしれないが。 しかし、ストーリーは読ませる。 入り組んでもつれた糸は、きっちり最後に解かれていく。
登場人物たちは中学生だが、いつか自分の子どももその年になる。 昔読んだときにはきっと感じなかったであろう、主人公がたどる 親としての心境が、この本の読後感をたぶん以前と違ったものにしている。 |
| 2002年02月13日(水) |
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