おお・・・・考えて見れば森作品は久しぶりぶり。 それには小さな訳がある。あれほど「犀川&萌絵シリーズ」にどっぷり はまって読みまくっていたのだが、なぜか次の「Vシリーズ」には 乗れないのだ・・・・理由は・・・・理由は・・・・・ また次にしよう。
「そして二人だけになった」は、まったく雰囲気を異にする。 もしかして似たようなのがあったかも知れないが、忘れた(笑)←いつものこと 閉ざされた空間の中で、殺人がくり返し起きて、人数は減っていくというのは 目新しいものではないが、残されたのはたった二人なのだ。 うーむ・・・・トリックは完全にしてやられた。うっかりした。 結末はワタシ好みではないにしても。 だが個人的には、ストーリーのサイドにちりばめられている、勅使河原潤の インタビューがとても印象的で、これがあるからこその森作品、という感じ。 そう、最初に犀川先生にノックアウトされたのも、こういう自分の常識の 外から責めてくるような不可思議な超理数系的発想(というのか?)だった。 そういうのが、とても楽しかったな。 |
2002年05月01日(水) |
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