★小野不由美。 『魔性の子』

十二国記外伝。
最初「黄昏の岸 暁の天」を読んだとき、泰旗はどんな風だったんだ〜
これではちょい不親切ではないのか〜と思ったワタシは浅はか。
ちゃんと外伝があった。
さて、これは「魔性の子」が先に書かれていたのか?
あの菊地秀行さんが解説を書かれているが、十二国記については
まったく触れていないから。むむ・・・もしワタシが最初にこの
「魔性の子」を手にとって読んだとしたら、まったく違ったイメージを
持ったかもしれない。
だって、怖いよ、これ。
「不可解な」怖さ。理不尽さ。もう耳をふさぎたい。
やはりあの世界とは相容れないというわけだ。
想像力貧困なワタシの想像力を十分に書きたてる、その描写。
こういうわけだったのね、とちゃんと思いたいために、もう1度
「黄昏」と、その後にもう1度「魔性の子」を読み返した。

・・・・広瀬先生かわいそうすぎ。もちろん何のとがもなくたくさんの
人が死んだという事実も、その原因がなにかということも、あまりにも
哀しい・・・・
2002年05月14日(火)
By ちゃいむ

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Edit by オレンジミルク。