★近藤史恵。『天使はモップを持って』

衝動買いの一冊。一番最近買ったのに、一番先に読んでしまった
(つまり、数々かずカズの未読本がいっぱいあるよぉという意味)。
ビルのお掃除を仕事にする女の子と、新入社員がオフィスに
発生する事件(というか謎)を「お掃除」する。
そういえば、なんかお掃除の人が活躍するドラマがあったなあ・・・
しかし、たとえべたべたな帯文字を読んでも、
(たとえば「いかした名探偵」とか「オフィスの謎」とか)
ワタシはこういった職業人が主人公なのが好きなのだ。
今となっては使い古された感じがある「日常の謎」という言葉に
埋没しないだけの、ひねりのきいたストーリーと、謎の真実。
そしてそして、かなりマジでお掃除が苦手なワタシへの、
痛烈なアプローチ;;^^)
ああああ。ワタシにも天使が舞い降りてこないかな。
(とっても切実)

ネタばれ→おしいのは、最終章がちょびっと
懲りすぎたのかも、と思ったこと。でも、作者が謎を謎としない
ことを意図していたのなら、やられたかも。
そう、作者がふたりのシアワセを願わないはずはないのだから。
2003年04月08日(火)
By ちゃいむ

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