アンソロジー。『勿忘草』

漢字だけだったら読めそうでよめない勿忘草=わすれなぐさ。
その花言葉は「わたしを忘れないで」。
純情ではかない恋心とも言えるが、意味を返せば
その想いの深さがちょっと怖かったりもする。
女性作家8人のアンソロジーは、そんな恋愛ホラーと
一言で言ってしまうのにはもったいない、複雑な愛の形の
結晶だ。

一番印象的で怖かったのは森奈津子さんの「人形草」。
タイトルだけでなにかおぞけが…
結末が意外だったので、よけいにするりと心のすき間に
入ってきた。絶対夢見そう!

そしてやはり、不思議ワールドを保っていたのは加納朋子さん。
うーん…でもやっぱしそれは怖いかも。
ネタばれになるので、かけなくて申し訳ない。

「レンアイ」という言葉から遠ざかって久しい。だから、
本当は女は怖いってこと、たぶんダンナは知らない(笑)。


2003年07月08日(火)
By ちゃいむ

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