これは『三月は深き紅の淵を』なくては語れない。 もしくは、なくても語れる。 完全にひとつの独立した話だからだ。 『三月は深き紅の淵を』は一枚のカードに過ぎないが、 もしそのカードの内容を知っていたら、 よりトランプが面白いものとなっただろう。 さっそく自分の感想を見に行ったが、 「三月の話にはかなり心惹かれた」とある。 ひゃー、カンペキに忘れてるって(汗)。
赤川次郎ぽい正統派学園ホラーものか??と思いきや、 やはりあっさりと何度もやられてしまった。 最初の抽象的な部分を少しだけ我慢すると、どんどん先に 読み進める。 読みが浅いからしょうがない…のだが、 最後はかなりのダメージだ。はー。 かすかに残る、『三月…』の印象とそぐわない 主人公のイメージの意味が、最後になってわかった。
物語とは関係ないけれど、挿絵も雰囲気あって なんか怖いんだよねえ… |
2003年07月24日(木) |
|